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【Das Resultat sagt alles ~siebzehn~】


なんだか色んなことでいっぱいいっぱいになってます。
そんな中でも長編第17話。はやて視点です。

やっと最終章はいりました~!
……が、某様には5月中旬には終わらせます宣言させて頂きましたが
なんだかそれすら怪しい今日この頃…… orz

が、頑張ります~。

以下、続きからどうぞ。またしても少し長めです。
ちょっと色々補足があるので今回は後書きならぬ中書きが最後の方にあります。


=====

――……静かな朝だった。

目を覆いたくなるような爆炎も。瓦礫の山も。
空を染める魔力光も。先を覆うような大きな雲も。

そんなものは、一切姿を見せなかった。

――……自分達以外はまだ眠っているかのように、とても静かで。
しん、とした空気の中で。ああ、これが夢ならばいいのにと思った。

「……ふぇ、と……ちゃんっ」

胸が押しつぶされそうに苦しくなる、その声を聞きながら。
――……これが夢ならばいいのにと、思った。

「……フェイトちゃん……何しとるん、ホンマにっ」

昨日まで居たはずのその姿は……もうどこにもなくて。
泣くことを我慢するかのように、歯を食いしばったなのはちゃんは、
ぎゅうっと手紙を握り締めたまま机の片隅を呆然と見つめていた。

そこには、フェイトちゃんが前々から身に着けていた、ペンダント。
なのはちゃんとお揃いなんだと嬉しそうに話していた……それがあった。

「……なのはちゃん……」
「……ど、して。……そんなの私、無理、だよ、フェイトちゃ…っ」

手紙をぎゅうっと握り締めたまま。その手にぽたり、と雫が落ちて。
甲に沿って流れたそれが、シーツに濃い染みを作っていった。

何度も、何度も。

私は、声を掛けてあげることも出来なくて。
痛々しい程に震えるその細い肩を、抱きしめてあげることしか出来なかった。

「…………フェイトちゃんがいなきゃ……そんなの、」

ぼろぼろと涙をこぼすなのはちゃんの手からやんわりと手紙を外しその内容を覗く。
……それは、本当にいつも几帳面に綺麗な字を書いていたフェイトちゃんが
書いたものなんだろうかと疑いたくなるくらいに、ひどく歪んだもので。

でも、よく見慣れた筆跡で書かれていた。

「なんや……これ……」

書かれていた手紙の――……その、最後の一文は。

「何考えとるん……フェイトちゃん…、こんなん」


大好きだよ、なのは。
だから、どうか――……お願いだから。



「……まるで……、」


幸せに、なってね。


「……遺書やないか」


-----【siebzehn ~(Elegie)~】-------


フェイトちゃんの行方が分からなくなってから、早2日が経とうとしていた。

元々前線部隊長でもあり、すでに指揮官的な立場にあった彼女の不在により、
戦況は大きく傾きを見せ始めていた。……Sランクの部隊長の損失。
……空いてしまった穴は、並大抵のもので埋まるわけがない。

前線にいたフェイトちゃんの隊の半数は、今もまだ彼女の行方を探していた。
部隊長が裏切るはずがない、と。……それこそ、本当に休む間も惜しんで。

「……ホンマ、冗談抜きでやばい感じになってきてしもたな…」

ため息を吐き、机に広げたままの紙の束をまとめる。

今の戦況が書かれているものと、戦闘が可能な部隊の数。
そして城内に貯蔵されている食料と、カートリッジの量。

……どこも、もう限界が見え始めていた。

「……どこいったんや、フェイトちゃん」

また、ため息をひとつ。

――……また書類に目を通そうとしたところで、何人かの足音が聞こえてきた。
暫くして、トントン、と控えめに部屋のドアがノックされる。

「どうぞ。開いてます」

失礼します、と敬礼をし覗き見えたのは、いつもよりやや疲れ気味のその顔。
そのうちの一人、ヴィータは――……怪我をしてしまったのだろうか、
その右腕の手首から肘にかけ、ぐるぐると包帯が巻かれていた。

「……どうしたん?何かあったんか?」

突然のことに思わず立ち上がる。反動を受け座っていた椅子が
がたん、と大きな音を立てて床を叩いた。

その振動で机に置いてあった書類が宙を舞い、視界が白く染まる。

「い、今……フェイト部隊長が、反逆したって情報が」

少しだけ言い辛そうに、ヴィータが声をだす。
――……損失から、反逆へ。上が伝えてきたのは、そんな情報だった。
思わず目の前が真っ暗になる。頭が、ずきずきと痛んだ。

「……戦場で、あいつの姿を見たものがいるそうです」

淡々と語るシグナム。
その姿に……考えるまでもなく、それは真実なんだろうと分かった。

「そんなはずないやんかっ!」

それでも、信じたくなってなかった。
――……そんなはずがない。

だって、彼女はあの時言っていた。


『私が、なのはを護るよ』


――……あの言葉には嘘など微塵も感じられなかった。
痛いくらいなのはちゃんを想う、真摯さだけが詰まってた。

だから。

「フェイトちゃんに限って……絶対に。反逆なんてありえへん」

――……だから私は思ったんだ。あの時に。


「私が自分の目で。その現場で……真実を確かめなあかんな……。」

緊急回線を開いて、指揮下にいる部隊長の子らを呼び出す。
今も戦場にいる為、あまり長話は出来そうにもなかった。

「忙しいところごめんな、作戦の変更や。各部隊長にお知らせします。
 守護騎士隊の子らが前線に出るんで、その応援をErst、Zweitの2隊で。
  Drittは戦力が足らん他の部隊の応援したげて下さい。残りの部隊、
  Viertからの3隊は引き続き防衛、負傷した騎士の保護をお願いするわ」

「「「「「「了解」」」」」」

「……皆、死なんといてな」

指揮官も、ご武運を。そんな向けられた言葉に笑顔を返し、回線を切って。
長年鍵のかかったままの、引き出しの一番上を開いた。

……剣十字のデバイス。

持ち上げたその瞬間、鎖部分同士がぶつかり合い、しゃら…っと軽い音を立てる。
手のひらに収められているそれは、あの子がいなくなって以来の感触だった。

あれからもう何年も経ち、すっかり大人になった筈なのに、
――……なんだか、以前よりも少しだけ重く感じられた。

「ごめんな……もっかいだけ、力を貸してな。」

もう、あの時のようには……ならないから。
彼女を泣かせたりしないから。もう、誰も犠牲にしたりなんか、しないから。

それに答えるかのように、陽の光を浴びて手の中の剣十字が輝きを増した気がした。


「シグナム。事後報告になるけど……守護騎士隊には前線、お願いしてもええかな?」
「ええ。……もちろんです」

「ありがとな」

防護服を身にまとい、そのまま廊下へと続く部屋のドアを大きく開く。
冬も近づき凛とした空気が肌に痛い。……そろそろ雪が降るのかもしれない。

「リインは私と一緒でええか?」
「もちろんです、マイスター」


――……思ったんだ。あの時に。

なんて羨ましいんだろう、って。

私は彼女だけの盾にはなれない。彼女だけの為に戦うことが出来ない。
今の私には――……護るべきものが、多すぎたから。

口に出すことが、怖かった。
口に出して、またあの時のようになってしまうのが怖かった。

――……だから、眩しかったんだ。
同じ位のものを抱えているにも関わらず、彼女を護ると言ったフェイトちゃんが。

羨ましかった。嬉しかった。寂しかった。悔しかった。
だから、――……幸せになって、欲しかった。

皆が、ずっと笑顔でいて欲しい。

それが、あの子の願いでもあったから。
私の大事な家族の一人でもあった……あの子の。

――……そしてもちろん、私の。

だから。


「ちゃんとお話……聞かせてもらわんとな、フェイトちゃんに」

***

外は相変わらずの曇天だった。鼻につくような硝煙が立ちこめ、
地面には陽を反射して鈍く光る空の薬莢が転がっている。

眼下に立ち込める火柱に、あの日の光景がフラッシュバックした。

思わず戻しそうになるのを、ぐっと堪えた。胃がねじ切れそうに痛い。
……つん、と胃液がこみ上げて来るのがわかった。

でも、――……今はこんなところで立ち止まっている暇は、ない。

暫く低空のまま空を翔ると、遠目に見える平野と山間との境に大きな雷鳴が走った。
自然なものとは違い、やや黄を帯びているそれ。

「マイスター!」

続いてする、爆音。大きく上がる土煙。

「間違いない、フェイトちゃんや」


***

目の前にいた彼女は……今までの彼女ではなかった。
……優しかった瞳は今は曇り、光を得ず。

少しだけ抉れた大地に彼女のデバイス、バルディッシュ・アサルトを突き刺したまま、
力なくそれに寄りかかって。その深い紅の瞳は、ただ絶望を映し込み、
その他は何も見えていないかのように、虚空を見つめていた。

焼け付いたような、何か焦げた様な匂い。
そして――……無数に散らばる赤や青のコードと、機械片。

そして流れ出た海で溺れもせず横たわる騎士の姿。
オイルと血液が混じりあい、濁った色の大きな溜りをつくっていた。

剣に添えたままの彼女の右腕からも、血液は流れ出たままで。
デバイスを伝わり緩やかに音もなく流れるそれが、その傷の深さを物語っていた。

「フェイトちゃん!」

私の声に俯けていた顔をゆっくりと上げたフェイトちゃんは、驚いたように目を丸くして。
ややあって、はやて、と。掠れた声で名前を呼んだ。

そうして次の瞬間、
大地に刺さったままのバルディッシュ・アサルトが引き抜かれて。

「……何しとるん?フェイトちゃん」
「何って…見ればわかるじゃないか。……剣を向けているんだよ」

ただぼんやりと、そう呟いた。

「今ならまだ間に合う! 戻って来ィ!私が何とかしたるから、だから……っ」
「……私は帰れないよ。まだ……何も終わってない」
「フェイトちゃん!!」

高く空を翔る彼女を追って、私も空へと駆け上がった。

「フェイト・T・ハラオウンを……捕まえるんや」
「……了解しました」

リィンとユニゾンをして。流れ来る光弾の軌道を交わし、避けながら距離を取る。
……後方支援で広域攻撃型の私に対し、中・近距離の高速機動を得意とする彼女。
距離を詰められたら、多分確実に打ち落とされてしまう。

私が作り出した盾により、弾かれ目的を失った光弾が大地を大きく抉る。
立ち上る土煙に視界を奪われないように、さらに距離を開けた。

「――……詠唱してる暇すら与えて貰えんとは…」

さすが、前線部隊を引き連れていただけある。
もう……彼女の戦闘能力は、私の知っていた以前のそれを遥かに超えていた。
……本気でかからなければ、こちらが危ない。

「……何でや、フェイトちゃん。何でよりによってそっちなんや…」
「はやてには……関係ない」

その言葉に、苦しそうに目を伏せたフェイトちゃんの足元に陣が展開される。
次の瞬間、その身体が一瞬にして金色の光に包まれた。

「……ごめん……、はやて」
「――っ、くっ!」

彼女のデバイスからカートリッジが2発排出される。
続いて、その正面にも展開された陣に莫大な光が集まり始めた。

ゆっくりと力なく、その左腕が前に出されて、

「トライデントスマッシャー!」

目がくらむような閃光。その中で枝分かれする3つの直射砲撃が轟音を立てて迫ってくる。
それを防ごうと盾を展開したものの……、その威力はあまりにも強すぎた。

「……くっ、ぁあっ!」

盾が弾かれ、大きな音を立てて砕け散る。
瞬間、目の前が金色に染まり、身体中に激痛が駆け巡った。

「なん、でや……なんで……ど…してっ!」

喉が焼け付いた空気を吸い込んで、じりじりと痛んだ。
目が煙に燻られ、ぼんやりと霞んだ。

でも。

それ以上に、胸が痛かった。


「なのはちゃんを裏切るんか!?」

――……あんなにも、あんなにもっ!
幸せそうに笑っていたのに。やっと笑ってくれたのに!

やっと、……やっと。

「……どうなんや……フェイトちゃん」
「……っ、……そう、だよ」

「……っ、違うやろっ!」

目を反らすフェイトちゃんを真っ直ぐに見据えて、陣を展開した。
持っていたカートリッジを全て装填していく。……付け焼刃だ。

元々私のデバイスはカートリッジを必要としない。
一応念のために装填できるように改良したものの、今まで使用したことは無かった。

いち、にい、さん、よん。

元からある魔力に、更に上乗せをする。……はっきりいって自傷行為かもしれない。
そのことでさらに大きく光は増し、カートリッジから得たエネルギーを全て陣へ貯めていく。

デバイスが壊れないよう、受け切れなかった部分の魔力は身体へと流し、肉体の強化へ。
まだ式を構築したばかりで粗が多少あるものの、なんとか作用はしているようだった。

「マイスター!オーバーロードですっ、 それ以上は危険です!」
「……出し惜しみしとる場合やないやろ、今は」

それでも受け入れきれない莫大な魔力に、デバイスを持つ腕が悲鳴を上げる。
内側を巡る奔流に、ぎしぎしと身体が軋んだ。

「悠久の時を得、今ここにその力を示せ!」

上空と、大地。そこに大きな陣が展開されていく。
詠唱を完了すると同時に、持ったデバイスが杖状から剣へと姿を変えた。
その剣を強く握りこんで、大きく振り上げる。

剣から放たれる魔力が冷気を放ち、周りの空気をも凍らせていくのを肌に感じながら
……ただ、泣きたかった。――……どうして、と。

そんな顔で言われたって。……嘘だと丸分かりなのに。
またきっと、彼女は一人で何かを抱え込んでいるに違いなかった。

「endlich Taufe 」
「――……っ、なっ!?」

上下の陣から幾重もの直射砲撃が発せられ、乱反射を繰り返していく。
反射された砲撃は陣に貯められた魔力を吸収し、更に力を大きくさせて目標へと突き進む。
――……私の魔力が尽きるまで繰り返される攻撃。――……諸刃の、刃だ。

……でも、フェイトちゃんを倒したいわけじゃない。
魔力ダメージで昏倒させて、無理やりにでも連れ帰るつもりだった。

頃合を見計らい、デバイスを剣から杖へと戻す。

「Aufhebung(解除)」

その宣言と当時に陣が消えた。
周りには凍りついた大地と、そして、

「……さすがその若さで指揮官なだけあるね……これは強力だ…」

その身体を半球型の盾で覆った、フェイトちゃん。

身を包んでいた防護服は破れ、所々汚れていたものの、その身体は傷一つなかった。
……ただ、不思議なことにその右腕だけは異様なほどに傷付いていた。

「でも……構築したばかりなのかな? 式にちょっと粗があるね」

前々からでもあったが――……それでも、どう考えてもおかしな程に。
未だに流れ続けるその血が彼女の防護服を赤黒く変色させていた。

「ど……して、」

「……ねぇ、はやて」

盾を解いたフェイトちゃんは、ゆっくりと。

「はやてになら、任せられるね」

寂しそうに。苦しそうに。

「どうか……なのはを、お願い」


それはあの任務のときと全く同じ言葉で。
――……でも、全く違う想いで。

「……そんなん、……っ」
「ごめんね……」

困ったように。泣くのを我慢するように、フェイトちゃんは笑った。
そして暫くして、何かを察したように遠い空を見上げた。

「……もう行かなくちゃならないんだ……。ごめん」

俯いたままの私の横を通り、返事も聞かないままに
また高い空を駆け上がり、あっという間にその姿を消した。

「……そんな、……無理に決まっとるやろっ」

もう、答える先のなくなったその返事を吐き出す。

見上げた空はいつの間にか茜色に染め上げられ、色を濃くした太陽が
輪郭を朧にしながら山間へと姿を消すところでもあった。

いつもより傍に感じられるその太陽は、燃えるような赤だった。
その赤が――……私の身体をゆっくりとその色に染め上げていく。

「……はやてちゃん…」
「……私は、……八神はやてなんよ?」

どんなに願ったところで。
どんなにそう在りたいと叫んだところで。

「フェイトちゃんには――……なれんのに……」

私は、八神はやてとしてあの子の傍に在りたいから。
だから……なのはちゃんの傍に居るのは、フェイトちゃんだけしか、無理なのに。

「しかし……何もわかっとらんのやね、フェイトちゃんは」

私達がいるのに。同じ仲間がいるのに。
――……どうして彼女は全て背負い込もうとしてしまうんだろう。

なのはちゃんの幸せは一心に求めるくせに。
――……どうして自分の幸せは求めないんだろう?

なのはちゃんの幸せも、フェイトちゃんの幸せも。
全て、何もかも。……一緒のところにあるはずなのに。

何も、分かってないんだ。


***

深夜に戻った城内は、相変わらず静かだった。
報告の為に一時自分に宛がわれた隊室へと戻ると、相変わらず書類が散乱していた。
あのまま出て行ったからなぁ、とため息を一つ吐いて床にしゃがみ込む。

一枚一枚拾い上げながら机の上に置き、量がある程度になったところでクリップで纏める。
そんな単純作業をしながら、私は頭にあることを思い描いていた。

そんな自分にため息を一つ吐き、目的の場所へと向かう。
……まだ起きているのだろうか? もう、気づけは闇も深くなった時間帯。

こん、と1回ノックをすると、ややあってどうぞ、と声が聞こえた。
ドアを開ける。……探していたその姿は、窓際にあった。

明かりも付けていない暗い部屋の中で、月に照らし出されたその身体は
うっすらと光の衣を纏っているかのようで。

「……こんばんは、はやてちゃん」
「こんばんは、なのはちゃん」

挨拶を返して、その傍へと立つ。
細く開け放たれた窓からは、微かに硝煙の匂いが感じられた。

「……ねぇ、はやてちゃん」
「――……うん?」

窓から月を眺めながら。視線をそのままになのはちゃんが言葉を紡ぐ。
だから私もそれにならって、なのはちゃんへ視線を向けないように月を見上げた。

「……私、行こうかなって思うんだ」

小さく小さく紡がれたその言葉は、それでも強い意志を帯びていて。

「……ええんとちゃうかな?」

私は、笑った。
ああ――……やはり、彼女なら言うと思ったと。

「それでね、伝えに行くの」
「さよか」

月へ向けていた視線が、こちらへと向けられる。
――……それは、どこまでも深い、優しい蒼と思った。

「……私のことはいいからって」


私が大好きな、瞳だった。


「自分自身の幸せを望んでって。……できればその隣に、私を居させてって」

ゆっくりと、私より少しだけ高い位置にあるその頭を撫でる。
何度も、何度も。

「ホンマ……フェイトちゃんは大バカさんやね
 どれだけ自分が幸せ者なのか、これっぽっちも気づいてないんやから」

まるで、あの時の私みたいだと。そう思って苦笑が零れる。

そのことに不思議に思ったのか、なのはちゃんが首をかしげた。
瞬間、その首にかかるそのペンダントが覗き見える。

その深い紅を見つめながら、私は優しいあの瞳を思い出していた。
――……そして、なのはちゃんの身体を覆った……あの鮮やかな赤さえも。

「……リインフォース」

私は。……今度こそ守るから。
あなたと誓った、あの日の約束を。
-----------------
【Das Resultat sagt alles ~achtzehn~】へ


『補足です』

えと、今回はやてが使った魔法は作らせて頂きました。
まあ、うん。……パラレル設定だからいいかなって(マテ)

「endlich Taufe(エントリヒ・タウフェ)」直訳で「最後の洗礼」です。

作中でもあったように、自分にある全ての魔力と引き換えに展開し、直射砲撃を
乱反射させる訳ですが、同時に陣の中に居る攻撃対象の相手に当たる度に、
その魔力も吸収して威力を増大させるというおまけ付きのシロモノ。
……で、最後に弱った相手に剣デバイスを突きたて、内側から凍らせる、と。

……なんかこう…改めて見ると、結構えげつないですね……;
というかむしろこんな設定が既出でありそうで怖い……;
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プロフィール

汐薙

Author:汐薙
初めまして、汐薙と申します。
魔法少女リリカルなのはで活動中。

主な取り扱いカップリングは
フェイト×なのは
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リンクフリーですので、貼るも剥がすもご自由にどうぞw
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