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【君と二人だけの世界で。】

単体SS第1本目ですww
一応時間軸としましては告白してからちょっと時間が経った土曜の午後、です。
ああ……なんで私の書くフェイトさんはこんなにキス魔なのか…(いやいや;)

では、続きからどうぞw



==========

白いカーテンが揺れ、風が心地よく肌を撫でる。
ぽかぽか陽気にぼんやりした頭でふと外を見やると、満開の桜。

そして広がる真っ青な晴天。


四角く切り取られた風景の向こう側には誰も居なく、
ただ広々とした校庭が望めるだけだ。

普段はサッカーなどをしている学生達で賑わっているはずのその場所は
今日は珍しく誰も居らず閑散としている。

それもそのはずだ。だって今日は土曜日で、半日授業だったのだから。
学校の皆は、今頃はもうきっと自宅でのんびりしているに違いない。


ただ今の時刻、午後2時。


誰も居ない教室の中で、大量に積み上げられた資料を見ながら
ノートに鉛筆を走らせ、そして大きくため息を一つ。

――うう。終わらない……。

フェイト・T・ハラオウン。
ただ今ピンチの真っ最中です――…………うぅ……。


-----------------------

キーンコーンカーンコーン~……


授業終了のチャイムが鳴り響く。
一斉にがたがたと椅子を引く音が響き、短いHRが終わったと同時に
待ちわびたように元気よく帰っていくクラスメイト達。


私たち5人ももちろん帰るつもりで支度していた。

アリサとすずかは今日はそのままお稽古で、はやてとなのはは局の
仕事らしく、今日はそのまま局に行くらしい。



今日は一人っきり。

少し寂しいけど、たまには家でのんびりするのもいいかな。
そう考えていた矢先に、教壇に居た担任の先生から、

「あ、ハラオウンは古典のレポート提出まだだったわね?今日提出ね」

という何とも世知辛い言葉を頂いたのだった。



***



(うう……終わらない……。)

レポート自体は資料はあるのだけれど、まとめるのに時間がかかる。
本当は昨日の授業中にやって出すものだったらしかったのだけれど、
私は局の仕事で授業を休んでいた。

なので。



――……今こんな状態なわけで。

なのはは私のレポート、見る?っと言ってくれたのだけれど。
先生はそんな考えを見透かしていたのか、一言。

「あ、そこの4人に見せてもらうとかは駄目だからね?」

と釘を差し、職員室に戻ってしまった。



はぁ~……。

またため息を一つ吐き、時計を眺める。
あれから約一時間……経過は3ページ。

なんで古典なんて勉強するんだろう。現代で生きていて
古典と触れ合うことなんて……そうそうないはずなんだけれど。

特に私なんてもう、ちんぷんかんぷんだ。


そう思い、更に大きくため息をついた。
でも…こんなこと考えても仕方ないよね。とにかく頑張らなきゃ…!




――……それにしても。

4人とも一緒に居れなくてごめんねって凄い謝ってたな、と
一人で思い返して苦笑した。

特に、なのはの謝りようなんて凄かった。


(別に、気にしなくてもいいのに)
なんて思いながらも。なんだか胸があったかくなった。

なのはと恋人同士になってから、毎日が凄く楽しくて。
――……君の笑顔に、どんどん惹かれていく。

前は嬉しさと同時に胸が痛くなったけれど。
今は、そんなことなんてなくて。ただ、愛おしさがあふれ出す。



――……これって、恋人同士になれたから……だよね?


そう考えると、どうしょうもないくらい幸せになって、頬が揺るんだ。
ずっとずっと願っていた現実が、今、ここにある。

これから先も、続いていく。



「えへへへ…」
なんだか嬉しくなって、思わず照れ笑い。
別に、いいよね?――誰もいないんだし、うん。


幸せの余韻に浸りながら、柔らかく目を瞑る。


――……思い描かれるのは、照れた表情の彼女。
あれ……なんだかいつもの、なのは自身の甘い匂いも感じられる。

脳になのはの香りが刻み込まれちゃったのかな、なんて頭の片隅で
思いながらも、それは決して悪い気分じゃなかった。

むしろ、なのはを近くに感じられて嬉しいかも……なんて。
ああもう、なのは病末期患者だなぁ、なんて苦笑する。


そんな中、不意に背中に温かな感触がした。
そのまま後ろから肩に手を回され、柔かく抱きしめられる。
――……いきなりのことに驚いて大きく目を開けると、


「あれ?フェイトちゃんはもうサボリかな~?」
なんて意地悪そうに笑う、君の姿。

「へ、え…え?え??…な、なのは!?」
思わず声が裏返ったのが自分でもわかった。

そんな私を見て、更に君は柔らかく笑う。

「にゃはは。びっくりした?フェイトちゃん」
そう言って、ゆっくりと私の頭を撫でてくれる手の感触がとても気持ちよくて。


「そりゃびっくりするよ。…なのは、仕事は?」
そのまま彼女に身を任せ、頭を軽く彼女の方へ倒す。

頭を撫でてくれていた手がそのまま頬へと伝い、優しく頬を撫でてくれた。


「ん?ちゃんと終わらせてきたよ?いつもと違って即全力全開!!」
といいながら小さくガッツポーズして笑う君。


ああ、誰か知らないけど相手も可愛そうに……と思わず同情してしまった。
うん……でも、ちょっと……いや、かなり嬉しいかな。…なんて。


そのまま彼女を見上げると、眼前に淡くピンク色に染まった彼女の顔。
そのまま目と目が合って、嬉しそうに目を細めた彼女の表情に。


――……ドクン、と心臓が跳ねあがった。


(ああもう――……だからその表情は反則なんだってば)
そのまま手を伸ばし、彼女の頬をなで上げると。


嬉しそうに笑い、頬をその手に何度か擦り付ける仕草をした。
それをみて、かあ~…っと顔に一気に熱が集まる。
思わず両手でぐいっとなのはの顔を引き寄せて、

「ん……む…ぅ」

そのまま柔らかな唇をふさいだ。


……ちょっと無理な体勢で首筋が引きつって痛かったけど。
――……でも、もうそんなのは全然気にならない。
訪れた甘い痺れに支配され、私の脳は余計な思考を停止させた。


何度か唇の触れ合わせる角度を変えて口付けていると、
先ほどまでは戸惑って固まっていたなのはが、ちょっとだけかがみ込んでくれて
さきほどより深く唇を重ね合わせた。

そのまま彼女は、自分の頬に触れていた私の手を取って、
ゆっくりと自然に自分の手で握った。


指が絡んで、ぎゅうと繋がれた指から脈打つ鼓動を感じる。
それがなんだか嬉しくて。さらに力を入れてぎゅっとなのはの手を握る。

そのまま何度か唇を触れ合わせて。
なのはの吐息を逃がさないように唇で塞ぐ。


――……ああ、ずっとこのままで居たいな、なんて。
頭の中がほわほわして上手く思考が働かない。


――……感じられるのは、彼女の気持ちと、その温度。
それが、今。何よりも一番の幸せ。



凄く、凄く――……幸せ。



ああ、このまま時間が止まらないかな、なんて気持ちが



ぐ~きゅるるるる~……

………当たり一面に響く自分のお腹の音によって壊された。
そういえばまだご飯……食べてなかったんだっけ……



恥ずかしさのあまりお腹を押さえ込むと、

「ぷ……あはははは」
頭の上から聞こえる君の愉快そうな笑い声。
うう……そんなに笑わなくてもいいのに……

「なのは……笑いすぎ…っ」
「だって、あはっ…フェイトちゃん、顔真っ赤だよ~」

精一杯抗議したけれど、君の笑い声は中々納まらなくて。
情けないやら何やらで、さっきとは違う熱が顔に集まる。


「あはははは」
「もう!なのはってば!!」

でも何だか彼女の笑顔を見れたことが嬉しくて、一緒に暫くの間笑いあった後。


鞄から布でつつんだお弁当箱を取り出した君が。
「フェイトちゃん、お弁当、一緒に食べよっか」

また、いつもの笑顔で微笑んでくれた。



いつもとはちょっと違う。――……でも、一番幸せな。
そんな、土曜の物語。


END
-------------------
はい。更新遅くなりますとかいいながら、仕事中にネタが降ってきたので
勢いあまって書いてみましたw

めざせ一日一本!!そのうち三日で一本!
(↑マテマテマテ)ネタがあるうちは嬉々として書きたいと思います!

読みにくいけど愛はある!を目標に。
……そのうち読みやすいものをかけるように頑張ります…すみません。


しかし……仕事中に一体何を考えてるんでしょうね~…
いや~…危うくイケナイ方向に行きそうになり、慌てて軌道修正を;
アンタ何短編1本目から書いてんの!的なね(=谷=;)

補足と致しましては、
一応年齢的には現在5人娘は中学1年生を想定しておりますww


って前回のSSで説明しろよ!って話ですよね;
なんかもう……色んな意味ですみません…… orz


では、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございました!
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プロフィール

汐薙

Author:汐薙
初めまして、汐薙と申します。
魔法少女リリカルなのはで活動中。

主な取り扱いカップリングは
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はやて×なのは です。

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