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【君が、大好き】

四話目になります



==========

伝えた言葉は宙を舞って――いつか、君の元に届くのかな?

そう思って、幾度も夜空を見上げてその言葉を放った。
もちろんその返事は、あるはずもなくて。
その言葉は、ただ闇の中へ吸い込まれ消えていくだけだった。

それでも諦めずに私は何度も何度もその言葉を放った。
いつかきっと君の元へ届くのだと信じて。

その言葉を、君にも返して欲しいと願って。
同じ言葉を、君の口から紡いで欲しいと祈って。


ねぇ。あの頃の私が今の私を見たら、一体何て、思うのかな?

------------------------------

3人が戻って誰もいなくなった屋上はとても静かで。
そのせいもあってか2、3度深呼吸を繰り替えす頃には、
大分気持ちも落ち着いてきたように思えた。

(うん、大丈夫。)


もう一度だけ深呼吸をすると同時に、授業開始5分前のチャイムが鳴り響いく。
(いけない……っ!このままだと授業に間に合わなくなるかも知れないっ)

急いでお弁当をまとめようとお弁当を包んであった布に手をかけた、その時だった。


「……ふぇいと、ちゃん?」

背中越しに聞こえる柔らかい声に、胸がじんわりと熱くなったのを、感じた。
聞き間違えるはずなど、なかった。


今まさに、君のことを考えていたばかりなのだから。

(ああ、本当になんでこんな時に、君と出会えるのかな。)


いつも、名前を呼んで、傍に居てくれた――大好きな、
「なの、は」

声のする方へと体ごと視線を向けると。
青い空にくっきりと浮かんだ白がとてもよく栄えていて。
淡いピンク色の魔光が、彼女の頬に映りこんだかのような

「ただいま!フェイトちゃん」
それは、やっぱりいつもと同じ笑顔をした、私の大好きな君の姿だった。



* * *

「お仕事長引いちゃって。授業間に合うかなって思って慌てて飛んできたんだけど……」


本当に急いで来たのか、いつも綺麗に二つに結ってあるツインテールは少しだけ乱れていて。
いつも楽しそうに悠々と空を飛んでいるなのはにしては珍しく、肩で息をしていた。



キーンコーンカーンコーン~…



大きく響く授業開始のチャイム。
何度か音が鳴り、そしてまた辺りは静寂に包まれる。

「にゃはは……間に合わなかったみたいだね」
そう言って軽く舌を出し、残念そうにレイジングハートの起動を停止した君に
どうしようもないくらいの愛おしさを覚えて。



「寂しかった。……ずっと、なのはに会いたかった」
気づいたら、自然と言葉が紡がれていた。


「フェイトちゃん……?」
言ったはいいものの不思議そうにしているなのはの顔を見ることが出来なくて。
”その言葉”が告げないもどかしさに、私は思わず目を堅く瞑った。


それは、苦しくて切なくてずっと心の奥底に隠していた、本当の気持ち。
拒絶されることが怖くて。傍に居られなくなることがとても怖くて。
言えなかった、本当の、想い。

「なのは」


前ならそれが怖くてきっと口にすることも出来なかったと思う。
だけど――……きっと今なら、大丈夫。


拳を握り締め、真っ直ぐにその吸い込まれように深い蒼を見つめて。
先ほどまでの友人達の言葉と笑顔を思い返す。


――……私には、伸ばせる手があって、前に進める足があって。
――……私には、何があっても味方だと言ってくれた友人達がいてくれて。

――……私には、これからも、ずっと君だけを好きだと誓える心があるから。



こんな気持ち、なのはにとって、もしかしたら迷惑なだけかも知れない。
好きだなんて言われても、きっと困らせるだけなのかも知れない。

だけど。


何も言わずに、なのはから離れるなんて……――そんなのは……嫌だ。
何も伝えずに、なのはの心が離れて行くのを見守だけなんて――嫌、なんだ。




思い切り、深呼吸。心の中の嫌なもの出して、まっさらにして。
今言わなきゃ、きっと、もう二度と言えなくなってしまうかもしれない。

だからごめん、なのは。一つだけ、我侭を言わせて。
もう他には、何も願わないから。何も望まないから。
ただ一つだけ、私に。



「何よりも、誰よりも。君が、好きです」




君の本当の気持ちを――……教えて。

-----------------------------

フェイトがついに動きました。
フェイトさん恐怖を乗り越え頑張った!!そして私も色々な意味で頑張った(マテ



SSを書くということは本当に難しいですね……。
読みにくい等の事がありましたら本当に申し訳ありません;


フェイトの心情編、ということでフェイトが思っていること、考えている事を
中心として文に表しておりますが、今思うとこれだと

なのはの考えてることが全くわからないですね!(爆

フェイトと一緒に、なのはが何を思っているのか考える楽しみが……ありますか?
ああ…なんかもうすみません;思い切って……なのは編も書こうかな??

でも思いっきり甘々のなのフェイも書きたいですね…。
と、話がずれましたが!では次回、後編。

【あなたが、すきだよ】


楽しみに……して、くださるお方は…いらっしゃるのでしょうか orz
とりあえず、また次作でお会いできましたら嬉しい限りですww

ここまで読んでいただいて本当にありがとうございました!
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魔法少女リリカルなのはで活動中。

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