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プロローグ


WEB拍手内にて連載のSSです。

パラレルで、フェイト25×なのは20設定となります。
そのまんま掲載していますので、読みづらかったら申し訳ありませんです(><)




時間帯のせいか、空はまだ暗かった。

ふう、と。身体の奥底に蠢いているものを吐き出すように、深いため息を吐く。
今にも暴れだしそうな感情を堪えて空を見上げれば、そんな私の気持ちなど露知らずといったように満天の星々が覆わんばかりに煌めいていた。

そういえば、初めて出逢ったのも、こんな風に星が綺麗な夜だった。


思い出して。
それと同時に、違う事まで思い出してしまって。

誰がいるわけでもないのに、赤くなってしまったであろう顔を背ける。
全身が熱くて、胸が張り裂けてしまいそうだった。

私、こんなにお酒に弱かったかな、なんて。そんなことを考える。
そうでないこと、分かっているくせに。



「……ファジーネーブル、か」




彼女に出した、それは。

氷を入れたグラスにピーチ・リキュールを注ぎ、オレンジジュースで満たして作る、
「あいまいなオレンジ」という名前の着いた、フルーティーカクテル。


オレンジの色で、香りで。
けれど桃の混じってしまったそれは、もう、オレンジとは呼べなくて。


皮肉にも、まるで今の私達の関係のようだ、と。
一人苦笑を零してみる。


「好き、か」


なのはの声を思い出し、つきりと胸に痛みが走る。
こんな風になるまでは、意識すらしたことがなかったのに。

いや、しようとしなかっただけなのだろうか。


「君の言うそれは、――どういう、好きなの?」



細く息を吐き出す。
唇にはまだ、オレンジの香りが残っていた。






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