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久しぶりにSS.【なのはと私と、蜂蜜漬けのシーツ】


お久しぶりです。ご無沙汰しておりました汐薙です。
なんかこう、日ごろの不摂生が祟ったのか先月はがっつり体を壊してましたよヒャッホウ!

……やっぱ健康って超大事ですよね。orz

という訳で、体力作りも兼ねて夜にストレッチなどを始めてみました。
細々と続けられたらいいなーなんて考えつつ、1日目でまさかの筋肉痛になりましたよな現在進行形orz

夏までにムキムキボデー目指しますよと言ってみる。


そんなどうでもいい日常はさておき。
あ、日常といえばアニメ面白いですよね。あのゆるーい感じがとてつもない癒し。
まどマギも見ました。ほむほむ!私はまどほむ派です。

と。話がずれましたが。

久しぶりすぎるSSです。媚薬SSまでの練習ともいう何か。
しかし、書いててどう落せばいいのか分らなくなったから若干投げっぱなし感が否めないよ。
そしてネタがマンネリ。……いつものことですねわかります(´ω`;)<ネタガナイノー!


拍手のお返事は次回に必ずさせて頂きます;
本当にすみません;いつも元気と勇気を頂いております!ありがとうございます!!(土下座



さわさわと囁くような葉擦れの音。
それに混じり、幼いはしゃぎ声が聞こえてくる。

仰いでいた視線を下げれば、進む道の先には光の帯が列を成しているのがみえた。
それを追いかけ、私の少し先を歩いていた子ども達がじゃれ合う様に渇いたコンクリートの道を駆けている。

まるで、写真立ての枠飾りごしに覗き見たような光景。
小さなその背中の1つに、幼かったあの日を重ねて。懐かしさに思わず眼を細める。

――ああ、自分にも覚えがあるなぁ。

しっぽのようにぴょこぴょこと揺れる亜麻色の髪。
陽の光をたっぷりと浴びたそれが、きらきらと輝いていて。

隣でそれをみていることが、たまらなく嬉しかったっけ。


なんとなく零れた笑みをかみ締めて、足早に帰路に着く。

閑静な住宅街に建つ一軒家が見えてきた。深呼吸して。なんとなくそわそわした気持ちで呼び鈴を押す。
合鍵は持っているのだけれど、こうしてしまうのは、もう癖みたいなものだった。

だって。

とたたたたと。廊下を走る足音。
開いたドアから、覗いた亜麻色の長い髪が揺れて。

「おかえりなさい、フェイトちゃん!」
「うん。ただいま、なのは」

嬉しそうに、君が笑う。

ただいま。もう一度繰り返して、そのまま細腰を抱きしめる。
白い首筋に頬を寄せれば、甘い香りとともに感じられる、温かな温度。
もっと感じたくて擦り寄れば、なのははちょっとだけくすぐったそうに笑った。

「もう。フェイトちゃんってば、帰ってくるなり甘えん坊さんだね?」
「……だって、寂しかったよ」

二十歳すぎて子供っぽいなと自分でも思うのだけれど。するりと零れた言葉は、紛れもなく自分の本心だから。
そんな私になのはは、そっかそっかって。あったかい手のひらで撫でてくれた。

きゅうって、胸の奥が締め付けられる。
なのはに撫でられるのは、すごく好きだった。

「えへへ」

なのはがくれる笑顔は、いつだってあったかくって、胸いっぱいに幸せをくれる。
ああ、きっと――こんなこと言ったら、君は顔を真っ赤にして怒るんだろうけれど。


ねぇ、なのは。私ね。

本でよく見るような、花開くような笑顔、だなんて。
そんな表現は誇張だとばかり思ってたんだ。

――君に、出会うまでは。





【なのはと私と、蜂蜜漬けのシーツ】



はぁ、と。溜息を1つ。

食事を済ませてお風呂から上がった時に見たものよりも、時計の針はずいぶんと進んでいた。
凝り固まった肩を解したくてくるりと腕を回せば、視界の先にゆらゆらと揺れたカーテンが見えた。

ソファに座り込んだまま見上げた空は高く澄んでいて、春の夜にしては瞬いた星がとても綺麗だと思った。
あの中に居たときは寂しいものだと思っていたのに、帰ってくるなり現金なものだと自分でも苦笑を零す。

そんな感動もそこそこに、何度めになるか分らない視線を落せば、隣には相変わらず雑誌を捲るなのはの姿。

先程からモニターに指を滑らせて書類チェックはして見るけれど、文字の光雨が流れるばかりで。
肝心の内容はちっとも頭に入ってこない。

私の方がなのはを待たせているというのに、なんだか待たされているような、そんな妙な感覚にため息を吐いた。

熱いと形容した方がいいような珈琲に口を付けて。また、なのはの様子を伺う。


流れた亜麻色の髪はお風呂上りのまま下ろされていて。蛍光灯の光をきらきらと弾いていた。さらに視線を落す。
ふかふかのクッションに埋もらせた肩は滑らかで、あるはずの花びらは、出航の間に剥がれ落ちたようだった。

なんとなくそわそわとした気分になる。

触れそうで触れない互いの距離。間に出来たその僅かな隙間を埋めたくて、ちょっとだけ肩を寄せた。
布越しに、じんわりとした温かさが伝わってくる。

「……むぅ」

よく分らない唸り声を発し、なんとなく湧き上がった悪戯心のまま、指先でそっと身体の線をなぞってみた。
ほっそりとした指先から、弾力のあり滑らかな二の腕を通って、肩口へ。

柔らかな皮膚の下、硬い骨の感触を確かめるようになぞると、なのはが少しだけ身を捩った。


「フェイトちゃん、めっ」


触れていた指先が、やんわりと包み込まれる。

雑誌から視線を外し、まるで犬に言い聞かせるようにして、なのはが僅かに眉を下げた。
きゅうん、と犬の真似をしてみれば、なのははなんだかおかしそうに笑った。

「お仕事は、もう終わったの?」

まるで犬の耳をかくみたいに、ゆったりとした動きで、零れた髪の房が耳にかけられる。

まだ終わっていないけれど、明日も休暇だから。そんなに急がなくていい。
こくりと頷けば、柔らかな笑顔が返って来た。

「そっか。お疲れさま」
「うん。ありがとう」

君の笑顔ひとつで、こんなにも満たされているなんて。きっと君は一生気付かないんだろうな。
なんてふと思う。

私は、それでもいいと思っているのだけれど。でも。

でも。やっぱり、貪欲な私は、それだけじゃ、足りなくて。
傍に居れば触れたいと思ってしまう。触れてほしいと、思ってしまうから。


「好きだよ。なのは」


なのはの手に持った雑誌を、そっと外させて。テーブルの上に置く。
手を重ねれば、それが合図の様になのはがやんわりと瞼を閉じた。

唇が触れる寸前、なのはが薄く唇を開く。


「あのね? フェイトちゃんは寂しかったって、言ってたけどね」

耳元で囁かれた言葉。
伏せられたままの、瞼。長い睫が震えて。

「……わたしだって、寂しかったんだよ?」

小さな、ほんとうに小さな声で告げられた。
この距離だからこそ聴こえるような。そんな声だった。


ああ、今、そんなことを言わないでほしい。
――それだけで私は、こんなにも、理性が焼きついてしまいそうなのに。


撫でた手の行く末に、わざと唇を押し当てて。
見上げた視線で焦燥を煽れば、触れた喉が僅かに震えるのがわかった。

なのはは明日も仕事で。朝が早くって。それが分っていて。
でも。――だけど。


「なのは、触れても、いい?」


聴こえないほどに小さく呟いた言葉を、噛み砕く。
我侭だって、わかってた。

伸ばされた手と、真っ直ぐに見上げられた瞳。
押し当てた額を撫でる手のひらの熱さに、ざわりと言い得もしない何かが背を伝う。

「……ん」

頬を真っ赤にしたなのはが、こくりと頷く。



ああ。聴こえてしまったんだね。
――聞き逃してくれても、良かったのに。


なんて。


ドキドキと早鐘を打つ心臓を押さえつけて、呼吸を1つ。
手を引いて、苦い珈琲が香る室内を後にした。





  ◇





細く開け放ったカーテンが揺れて、隙間から星が零れている。
汗ばんだ肌を撫でた風の温度が心地よくて、高揚していた気分が穏やかなものに変わっていくのがわかった。

シーツを纏いながら空を見上げていたなのはが、綺麗だね。と。笑う。


「うん。今日の空は、すっごく綺麗だ」
「……フェイトちゃんが見てた空も、こんな風に綺麗だった?」


武装隊所属のなのはは、当然のように、私ほど宙に出ることはない。
空の中に居ても宙の中にいる感覚を知らないなのはは、差し障りない範囲でよく私に尋ねることがあった。

――今回の宙は、どうだった?

話始めた私に、嬉しそうに頷くなのは。
自分で話しているにもかかわらず、なのはの興味がそちらだけに向かうことが、なんだか嫌で。

「……」


指を伸ばして。首筋に張り付いてしまっていた髪をそっとのける。
流れた汗を唇で掬って。あわられた白い肌に、キスを1つ。

「……んっ」

肩に落とされた口付けに、小さな声が1つ零れる。
君の肌を悪戯に隠した月明かりの中。見上げた視線に、指を絡めて。


「ねぇ、なのは。お話は、もうおしまい」


全ての会話を、甘い甘いシーツに沈めて。
か細く軋んだスプリングの音が、再び、夜の始まりを告げる。





END
-------

SU☆N☆DO☆ME!です!しかし長い。
朝チュン目指したつもりが朝じゃない罠。……夜だとなんていうのだろうか?二回戦め?
汐薙に情緒なんてものありません←



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魔法少女リリカルなのはで活動中。

主な取り扱いカップリングは
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