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【私の彼女】

汐薙が趣味に走りまくったフェイト×なのはのパラレルSS。一応いちななきん?……位です。
(何その微妙な年齢指定)しかも結構長めな感じになってしまいました…すみません;

なので閲覧時注意をお願いします。



==========

陽の光を集めたように輝く金色の髪と、燃えるような紅い瞳。

いつもは少し低めのボーイッシュなのに、唄うととても伸びのある
耳に心地のいい、印象に残る力強い声。

年齢からすると、わりと大人びてクール。…ちょっと近寄りがたい。


――……私が初めて彼女に持った印象は、そんな感じだった。



でも、本当はおっちょこちょいで、照れ屋さんで。
はにかんだ笑顔が、とても可愛い綺麗な子。

――……次第に、そんな印象に変わっていって。

その時はただ純粋に、可愛い子だな~って思っていた。



大学の休講中の夏休み、母校の合唱部のOGとしてコーチを頼まれた。

初めは少しだけ気兼ねして、あ~……中学生ってやっぱり
凄い元気だな~って思っていたけれど。
普段は中々話すことのない年の離れた子達と話すのはとても楽しかった。


そんなこんなで2ヶ月ちょっと顔を出して、コーチをして。
お別れの日には、寂しいですって涙を流してくれる子達もいてくれて。

――……ああ、頑張ってよかったなぁって凄く思った。



そんななんだか心がほわほわとした中の帰路で、

「あの……今、時間……大丈夫でしょうか」

そう声をかけてきたのは、あの彼女。


「うん……、どうしたの?フェイトちゃん」
「えっと、その……あの」

「うん?」


真っ赤な顔を俯かせて、何か言いにくそうにもごもごとしている彼女。
大きく深呼吸をしたかと思うと、先ほどまでぎゅっと瞑ってた目を開いて。

揺れる瞳と目が、合う。――……それはとても綺麗な、澄んだ紅。


「その……っ!なのはさん!!」

「は、はい」

「……なのはさんが、好き……なんです。だから、私と……付き合って下さい」


その声に、一瞬何が何なのか分からなくなって。

真っ白になって混乱する思考の中で、ただぼんやりと彼女を見つめると、
しっかりと私の方を見据えて、私が出すその答えを待っていた。


――……だけど。


硬く握られていた彼女の拳は――……小刻みに震えていて。

本当は凄く怖いのに……勇気、出してくれたんだよね?


そう思ったら、なんだか急に愛おしさがあふれ出して。
――……それが恋なのかはまだ、分からなかったけれど。


「……うん、私でよければ……いいよ?」

その返事を聞いて頬を紅潮させて。
ぱあ、っと花が開いたように笑う彼女の、傍にいたいなって。



――……ただ、強くそう思ったのを、今でもはっきりと覚えている。


------------


「う~…今日の講義は疲れたぁ~」

座りっぱなしでカチカチに固まってしまった筋肉を解そうと、背伸びをして。
肩を数回くるくると回す。6時には帰れると思ったのに、いつのまにか
時計の針はもうすぐ7時になろうとしているところだった。


夕飯はどうしようかな……作るの少し面倒だけど、今月はバイトが少なかったから
ちょっと節約しないといけないかもしれない。

「……は~…しかたない、作るか~」


アパートに着いてドアのノブを回そうとして、鍵を開けてないことに気づいた
――……が、なぜかドアは、がちゃんと音を立てて大きく開いた。


「あれ?私…朝出るときに鍵、閉めていったよね??」

一人暮らしだから、私が鍵をかけたなら当然私が帰ってくるまで閉まっているはず。
――……なのに開いている、と……言うことは……


「お帰りなさい、なのはさん!」
「あ、やっぱりフェイトちゃんだ。ただいま~」


扉を開くと同時に笑顔で出迎えてくれるフェイトちゃん。
桜色に染まった頬を撫でると、嬉しそうに目を細めてその手に擦り寄ってきた。


「その……急に来ちゃって……ごめんなさい」
「来たい時に来ていいんだよ~。だってその為に合鍵渡したんだもん」


何度かゆっくりと頬を撫でていると、その手のひらに柔らかな唇を寄せられて。
啄ばむようなキスを落とされる。

――……緩やかな吐息がてのひらに触れて、心臓がどくんと、はねた。


「うん……ありがとう」
「それにしても、急にどうしたのかな?」
「うん、何だかなのはさんに会いたくなって。……夕飯はもう食べた?」


ぎゅっと抱きついたままのフェイトちゃんを抱きしめてドアを閉めると、
なんだかキッチンからとてもいい匂いがしてくる。

「それがまだなんだ~。……これはカレー…かな?」
「うん。ちょうど今作ってたんだ……なのはさん食べる?」
「うん!フェイトちゃんのカレー美味しいんだよね~。楽しみだな~♪」


部屋に戻って着ていたコートを脱いでハンガーにかけて。
――……ふと横に視線をずらすと、制服姿のままのフェイトちゃん。

「フェイトちゃん、今日は制服なんだね~。懐かしいな~、その制服」
「うん、今日は学校帰りにそのまま来たから。……懐かしいの?」
「うん!わ~…私の時と全然変わってないんだね~!!」
「本当に?………ん。」


懐かしくなってその制服を見つめていると、
ふと考えたようなフェイトちゃんの声が聞こえてきて。


「ねぇ、なのはさん。これ、着てみてくれないかな?」

「……ふぇ??」

「なのはさんの制服姿……見てみたいなって。……だめ、かな?」
「う~……この年だとちょっと、それは恥ずかしいよ、フェイトちゃん」
「うん……無理にじゃなくていいんだ。我侭言ってごめんなさい…」


そう言って俯くフェイトちゃんがなんだかひどく寂しげで。
彼女のそんな顔は見たくなくて。――……だから。


「いいよ?着てあげる……。だから、貸して?」


***

久しぶりに通した制服の袖は、とても新鮮だった。
まるで中学生に戻ったような錯覚すら覚える…んだけど……。

壁に立てかけてある鏡を覗くと、映り込んだのは、複雑な顔をしている私と
その後ろでなんだか嬉しそうにしている、フェイトちゃんの笑顔。


「う~……ちょっとキツイ…かも」

着られることは着られるんだけど……うん、ちょっと苦しい。
――…け、決して太った訳じゃないよ!?し、身長が伸びただけだよ!?


…………多分。


そんな考えが顔に出てしまっているのか、背中越しにフェイトちゃんの
くすくすという笑い声が聞こえる。

む……そんなに笑わなくったっていいのに~……。


「なのはさん、スタイルいいから。」

そう言って、ブレザーの襟の隙間から手を差し入れられて。
ブラウス越しにやんわりと胸を包まれて、びりびりと背中に痺れが走る。


「……胸とか、ちょっときつそうだね?」

包まれていただけの指に力を少しだけ加えられて、柔らかく動かされる。
訪れた甘い痺れに思わず俯くと、次の瞬間に項に温かな感触がして。
――……いきなりのことに、思わず口から上ずった声が漏れた。


ちゅっ…ちゅう…


「ん…っ、フェイト、ちゃ……んぁ…っ!」


項に這わせられていた舌がゆっくりと首筋を通って、所々を強く吸いたてていく。

次第に頭が靄がかってきて、思考が甘く蕩けだしてくるのが分かった。
今はまだだめだよ、そう言いたくても口から漏れ出すのは声にならない声のみで。
……緩やかな熱に、全身を支配されていく――……


「…………もうちょっと早く生まれたかった…」


耳裏から脳へ響くような、甘くかすれた――…フェイトちゃんの、呟くような声。
それはなんだか今にも泣き出しそうな……切なさを孕んだ声で。


「そしたら一緒の学校に通えて。なのはさんの傍に……一緒に、居られたのに。」


その声は――……どうしようもない程の憤りが感じられて。
――……フェイトちゃんの切実なその願いが……切なかった。

「フェイトちゃん……」


フェイトちゃんの方を向き直すと、やっぱり泣きそうな顔をしていて。
いつもは優しく澄んだ紅い瞳は、今はただ光を湛えてきらきらと潤んでいた。


「なのはさんと対等に釣り合える様な大人に……早くなりたいのに」
「……私は、今のままでも十分に幸せだよ?」


私より少しだけ低いその頭をゆっくりと撫でて。おでこにキスを落とす。


「だって何歳でもフェイトちゃんはフェイトちゃんだもん」


くすぐったそうに身を捩ったフェイトちゃんの肩を撫でる。何度も何度も。
そんなに不安がらなくていいんだよって、その気持ちが伝わればいいなって。
ゆっくりと、出来るだけ優しく――……何度も。


「…なのは、さん…………」

「うん……フェイトちゃん。……いいよ」


ぎゅっと抱きしめると、縋るようにぎゅっと抱き返されて。
ゆっくりと抱きしめられたまま、壁にやんわりと両肩を押し付けられる。

そのまま何度も啄ばむようなキスをした後、ゆっくりと唇を舌で割り開かれて。

――……温かなフェイトちゃんの舌と絡んで。
口内に彼女の甘い味が広がっていく――……


「ん……っ、あ……ぅんっ」
「ん…む…っ、なのはさ…んっ」


――……しんと静まり返った部屋に、ぴちゃぴちゃと、水音だけが響く。

その音が反射してまた耳に入ってくるのが、たまらなく恥ずかしくて。
ごまかすようにフェイトちゃんを抱きしめていた腕に力を込めると、
柔らかな身体に、ぎゅっと抱き返された。


「なのはさん、嫌だったら……言って?」
「……ん。大丈夫、だから……」


ちょっとだけ震えている手でシャツのボタンを一つ一つ丁寧に外されて。
いつもより熱い手のひらで、ゆっくりと肌を撫でられていく。

その動きが、まるで壊れ物を扱うかのように、ひどく繊細で。

――……大切にされてるんだなって。そう感じられて、凄く嬉しい。


「フェイトちゃん……大好き」

そう言うと、胸元に舌を這わせていたフェイトちゃんに見上げられて。
嬉しそうに目を細められた。そのまま桜色に紅潮した頬を隠そうともせず、

そこに先ほどよりも幾分強い刺激を送られる。


「……ひあぁっ!」


漏れた声を塞ごうともせずに、フェイトちゃんから与えられている熱に。
ゆっくりと身を委ねて、彼女のその熱い頬に手を寄せて、ゆったりと撫でる。


「私も、なのはさんが……。…なのはが……、大好き」


ゆっくりと私の足元にかがみこんだフェイトちゃんにそう、微笑まれて。
そのまま脚をゆっくりと撫でて、キスを落とされる。

段々上へと登ってくる温かな唇と熱い指先に、腰ががくがくと震えて。
甘い痺れが、中心から全身へとうねりを上げて、突き進んでいく――……


「んぁ……っ!ふぇいとちゃ、も……立ってられな…いっ」

内腿にキスを何度も落とされて、やんわりと中心の周りを撫でている
その熱い手に、どうしようもないほどにゾクゾクして。

自分の足で支えられなくなった身体を、壁にもたれかからせる。


「立てなくなっちゃったら……そこで止めてご飯、食べに行こうか?」

「……意地、悪っ!……やあぁっ!!――……っ、うぁ…っ!!」


ゆるゆると周りを撫でていた指がするり、と中心に差し入れられて。
びりびりと強い痺れが全身を駆け巡って、思わず大きく仰け反る。


彼女の頭を押さえつけて退かそうとしても、上手く力が入らなくて。
――……ただその艶やかな髪の毛が指に絡んで、間をすり抜けていく。

がくがくと力が抜けていく足に、それでも力を入れて、必死に身体を支えて。


意地悪をするように、折り曲げて中心をかき混ぜてくるフェイトちゃんの指が、
たまらなく気持ちよくて。縋るようにフェイトちゃんの肩を強く握り締めた。


「なのは……」
「ふぇいとちゃ、ずる、い……よぉ」

「……うん?」

意地悪をされているのに、私を見上げる彼女の顔はなんだかひどく幸せそうで。
しっかりと私の腰を支えてくれている左手は……ひどく、優しくて。


「そんな…しあわせそうなかお……しない、で」

どんなに意地悪されても、怒れなく、なっちゃうから――……



「うん……私、今……凄く幸せだよ。なのは」
「……うん…っ、私……もっ、ふあぁっ!」

「なのは、ベット……行こっか?」
「……うん」

微笑まれて、それに力なく頷くと、中心に差し入れられていた指をゆっくりと
引き抜かれて。熱に浮かされた身体を抱き上げられた。

う~……なんかこれだとどっちがお姉さんだかわからないよ……

「ふぇいとちゃん、私、歩けるよ」
「嘘言わないの。」


おでこにゆっくりと何度か啄ばむようなキスが落とされて。

「こういう時位”19歳のなのは”じゃなくて、”私の彼女のなのは”でいて?」
「……うん……ごめんね……。お願い、します」


微笑まれた笑顔がとても綺麗で。早鐘を打つ心臓を押さえつけて
そう返事をすると、ありがとう、と柔らかな声がして。

ああ、この子と会えて。好きになって。好きでいて貰えて。
――本当に幸せだなって、そう思った。


私の彼女は4歳年下で、中学生。
でも、凄く凄く優しくて――……王子様みたいな子。

微笑む顔がとても綺麗で、一緒にいるといつもはにかむように笑ってくれて。
全身で、大好きなんだよって伝えてくれる、澄んだ心を持った子。


誰よりも一番大好きで、私の、大切な人。



――……それが今の、彼女の印象。





END
-------------------

15歳フェイト×19歳なのは、な突発SS。
……年下攻めっていいですよね!(黙れ


冒頭でも言い訳を致しましたが……長い上に趣味に走ったSSで、
本当に申し訳ありませんでした!(スライディング土下座

でも楽しかったです、年下フェイトさん!!(マテ)


では、ここまで読んで頂いてありがとうございました!
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プロフィール

汐薙

Author:汐薙
初めまして、汐薙と申します。
魔法少女リリカルなのはで活動中。

主な取り扱いカップリングは
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