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【終わりと始まりは君と一緒に】

年越しSSです。見直ししてないんで色々やばいですがご容赦下さい…;



==========

膨大な仕事を何とかやり繰りして、やっとのことで二人揃って休暇を取って。
年末ギリギリに帰郷した海鳴市の夜は、いつもと変わらずに穏やかだった。


ゴーン……、ゴーン……

――……そんなしんと静まり返ったマンションの一室に、鐘の音が響く。

108つ。人間の煩悩の数だけ鳴るというその鐘の音を、
初めのうちは柔らかな体温を感じつつぼんやりと数えていたのだけれど。

ぎゅうっと腕を背中に回され、堪えるように爪を立てられたその瞬間に。

身体を駆け巡るその甘い痺れと熱に浮かされてしまい……
あれから大分経った今では、もう何回目になるのかも分からなくなっていた。


ゴーン。

また、ひとつ。
……そろそろ100位は鳴り終えたんだろうか?


「あと5分くらいかな?」

私の腕の中で瞑っていた目を緩々と開いたなのはが、
そう言ってまた、胸元に顔を埋める。

やんわりとかかるその吐息がくすぐったくて身を少しだけ捩ると
くすくすという楽しそうな笑い声が聞こえてきた。

「そうだね」

少しだけ紅潮した頬を擦り付けるようなそのしぐさがとても可愛くて。
月の光を反射して艶々と輝く亜麻色の髪をゆっくりと梳いていく。
掬い上げたその髪がさらさらと手のひらから零れて、真っ白なシーツに広がって。

――……その白い肌も、その亜麻色が覆い隠していく。

「なのは……寒くない?」

少しだけ肌寒さを感じて、きゅっと抱きしめていた腕に力を込めると、
ちょっとだけ、と呟くような声が聞こえた。

その声に、肩口までかけてあった毛布を更に引っ張るようにしてかけ、
二人してすっぽりと頭までを覆うようにして包まる。

――……途端に広がった真っ暗な闇の中。
ただ感じられるのは、鼻腔をくすぐる甘い香りと、柔らかな君の体温。

「フェイトちゃん、これじゃ時間見えないよ?」

もぞもぞと抱きしめられた腕の中から逃げるように身を捩り、
ひょっこりとその毛布の中から顔を出すなのは。
そのことに少しだけ残念に思っていると、頭上からカウントダウン始まったよ?
と嬉しそうな声が聞こえてくる。

「フェイトちゃん?」

返事の無い私を不思議に思ったのか、またもぞもぞと毛布の中に潜り込もうと
したその瞬間に、ぐっと首の後ろに腕を回して――……ぎゅうっと引き寄せた。
そのまま、驚きに大きく見開かれた蒼を見つめて。

――……ゆっくりと唇をよせる。

先ほどまでの情欲を分け与える、噛み付くようなものではなくて。
ただ、ゆっくりと。――……その感触だけを感じたくて。

啄ばむように何度か唇を触れ合わせていると、
毛布の外から花火のような音が何度か、鳴った。
付けっ放しのモニターからは、なんだか少しだけ興奮気味のアナウンサーが
新年になったことの喜びを伝えている。

「……もうっ。一緒にカウントダウンしようと思ったのに~」

ぷうと頬を膨らませ、そう抗議するなのはにぎゅ~っとほっぺたを抓られる。
あう……新年早々これですか……。自業自得といえばそうなんだけど……

「でもなのはとキス、したかったんだ」

――……二人きりの世界の中で。
年の終わりと始まりに、君だけを感じたくて。

「……う~……」

真っ赤に染まったその頬に唇を寄せ、顔中にキスの雨を降らせていく。
ぎゅうと抱きしめてその肩口に頬を何度か摺り寄せると
もう、という声とともに温かな手に頭をゆっくりと撫でられる。

「おっきくなっても甘えんぼさんだなぁ、フェイトちゃんは~」

ここにヴィヴィオがいたら笑われちゃうよ~?なんてからかう様に言われる。

う……。で、でも、私にだって自制心はあるんだよ?
ヴィヴィオの前ではさすがになのはを襲ったりしないよ?

…………キ、キスくらいは普通……だよね?……うん!

最近なのははヴィヴィオにかかりきりで……寂しかったから甘えたいと
いうのも本音だと思う。

でもヴィヴィオに「はやてさんのところに年越しで遊びに行く」と
言われた時はちょっと切なかった。……だけど、なのはと二人きり、と
いう嬉しい気持ちもやっぱりあったわけで……。

パパの立場からとしては……かなり複雑です(つ□T)ハイ。

「フェイトちゃん??」
「ん……なんでもないよ、なのは」

でも……なのはと二人きりで部屋での年越しなんて久しぶりかも知れない。
まだ海鳴に住んで居た頃はいつもあの五人で一緒だったし、
ミッドに移り住んでからははやてたちと一緒だった。
ヴィヴィオと三人で暮らすようになってからはいつも初詣に行ってたし…。


うん、だからやっぱり嬉しい……の、かな。

「……そう言えば二人で年越しするなんて久しぶりだね」

ぼんやりと頭の片隅でそんなことを思っていると、さっきまで考えていたことが
するりとなのはの口から零れ、思わず驚きに目を見開く。
そのまま深い蒼を見つめていると、ちゅっと音を立てて唇を寄せられた。

「あけましておめでとう、フェイトちゃん」

唇を寄せられたその頬がなんだかやけどをしたかの様に熱い。
でも――……全然嫌じゃ、ない。

胸に収まりきれない位の幸せを貰って。それが溢れて――……零れて。
また掬い上げられて、受け取って。

――……ああ、私はこんなにもなのはが、好きなんだ。

「うん。……あけましておめでとう、なのは。」

今年も一緒に居ようね?……そう言うと、嬉しそうに笑うなのは。
その笑顔は――……やっぱりどうしようも無いほどに、凄く綺麗だった。


END

----------------

今年も一本めから何やらギリギリ感が漂うSSです。ええ。
なのは大好きでキス魔なフェイトさんはキスで終わりそして始まります。

……すみません、ウチだけです orz

なんかもうアレです。
初っ端からコレでは今後のSS傾向がまる分かりですねww(><)b

……すみません、落ち着きます。

本当に指定つくのは企画しか書かないんで大丈夫です(何が?)
もし苦手な方がいらっしゃったら本当にごめんなさい;

普段はほんわかあったかできるSSを目指しますよ!!

……目指します。ええ。暴走抑えて頑張ります。
なのは姫も頑張ります。不定期になっちゃいますが(土下座)


そんなこんなで今年も頑張っていきたいと思いますので
どうか宜しくお願い申し上げます(つ□T)

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魔法少女リリカルなのはで活動中。

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