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なんだか唐突に、


現在進行形で甘いのを書いている反動か、無性に痛いのを書きたくなりました。
なんて天邪鬼なんでしょうか。ううむ……。

ということで(?)短篇を。
すみません、推敲してないのでいつも以上に乱雑かも……。

フェイなの前提のはやなのです。
はやてさんが想うことは、そんな感じの内容。

甘さはまったくの皆無なので、純粋なフェイなの、はやなの好きさんはスルー推奨です。
なんというか……ごめんなさい(土下座

これの、端折らないで長く書いた話を本で出したいな、と思っていた時期もあったりしましたが、
痛いだけのはどうなんだ、ということでボツに。

しかし……。
ああ……なんかこう、物凄い甘ったるいはやなのはやが読みたい(つ□T)
とかいいつつ自分だとこんなのばっかだな…… orz

大丈夫、という方のみ続きからどうぞ。




自分から、それを求めたはずなのに。
何も知らなければよかったと、思った。


私の名前を呼ぶ、優しい声を。
愛らしさや凛々しさなどは陰を潜め、ただ情欲を湛えただけの、深い蒼の瞳を。
月夜の晩。組み敷かれたシーツの上でなお白く映える、その綺麗な肌を。
甘やかな声を。熱を帯びた吐息を。

伸ばされた腕と、包み込まれた手のひらの温かさを。


あなたの、全てを。

そうすれば、きっと。
今もなお、私はこれほどまでに強く、強く。

あなたを、求めることはなかったのに。


天に伸ばされた手のひらは空を切り、何も掴めず。
――それでいいんだと思っていたのに。

なのに。

未だ、刻み込まれたあなたの温度だけは、忘れられない。
こんなにも辛いなら。

もう、いっそ捨ててしまいたいのに。



 【 悲鳴


真っ青な空に、魔力光が映える。
昇りきった太陽を切断するかのように、真っ直ぐに。

「……はやて?」

隣からふと声が聞こえてきて。ゆるゆると顔をそちらへと向ける。
長い金糸が風になでられ、さらさらとそよいでいた。

どうしたの? と不思議そうに首をかしげるフェイトちゃん。
ああ、そうだ。私はこれから本局へ行かなければいけなかったんだ。
なんでもないんよ、と笑顔を作ると、フェイトちゃんはまた不思議そうに首をかしげた。

「じゃあ、ちょっと車、回してくるね」
「ん。ありがとな、フェイトちゃん」

どういたしまして。そう言ってにっこりと笑って。
踵を返したフェイトちゃんの髪からふんわりと、フェイトちゃんが愛用している香水の香りがした。
それに混じって、仄かに香る、懐かしい甘い匂い。

彼女が愛用している、香水の香り。


「……っ、」

懐かしい、と表現するには余りにもその存在が大きすぎて。
胸が――酷く痛んだ。


『はやてちゃん、』


わかってた、ことなのに。
突きつけられた現実に、ただ、


「……のは、ちゃ……」


掠れた声は行き場もなく、ただ青い空に溶けて消えていく。

考えたら駄目なのに。駄目なのに。


……なぁ、フェイトちゃん。
なのはちゃんは――あなたには。

どんな風に、抱かれていますか?

零れ落ちそうな涙を堪え上を向くと、張り付いた笑いが溢れ出た。


一度きりの逢瀬だった。
それでもいいと言った私に、なのはちゃんは泣きそうな顔をしていた。


『ごめんね、』


愛してるって、言えなくてごめん。


そう言って、なのはちゃんは泣いた。
私が触れている間。私に触れてくれている間。

『はやてちゃん、』

何度も何度も、私の名前を呼んでくれた。
優しい声で。何度も。

きっとそれは、愛してるの代わりに告げられた言葉。


最後だったはずなのに。



「あかん、のに……っ、」


私はまだ、あなたのことがこんなにも大好きで。
馬鹿みたいに、大好きなままで。



どうすればよかったんだろう。
何が正解で、何が間違いだったんだろう。

胸が押しつぶされてしまいそうだった。

好きになってはいけなかったのに、気づいた時には好きだった。
フェイトちゃんの隣で笑っているあなたが、好きになってしまっていた。

「なのはちゃん……」


私もなのはちゃんが好きだと叫んでしまえば、何かが変わるのだろうか?

――きっと、何も変わらない。ただ歪んで崩れて、壊れ落ちていくだけで。
きっと何も、成しえない。

伝わらない想いは、ただ溢れて落ちていくだけで
誰にも救われることもなく、ただ消えていく。


私が、彼女の幸せを願うから。
私の幸せは、決して叶うことがなくていい。

叶ってしまったら、きっと、その時は。
――私のもう一人の親友が、


「……っ、あかん。笑顔や、笑顔!」

笑おうとして。無理に頬の筋肉を動かすと、ぎちりと軋んだ。
笑いたいのに。上手く笑えない。

私には、もう笑うしかないのに。


「……はやて?」

背後からする、フェイトちゃんの声。
大丈夫。大丈夫だから。

フェイトちゃん……ごめんな。


「……。」


あなたの恋人への想いを、今も不器用に抱え込んで。
私は今日も、あなたの親友で居よう。


きっと私には、どうすることもできないから。

だから。

お願いだから。
もう少しだけ、なのはちゃんを好きで居させてください。




END?
==============

親友の恋人を好きになるのって、結構な罪悪感を伴うと思うんです。
そんなテーマで書いてみた。

……すっごい暗いな…… orz


すみませんでした;
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
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非公開コメント

ぐはぁっ!!
せ、切ないっ…!(>_<)
はやてさん、つらいですねぇ…。
このことをフェイトさんがもし、知ってしまったらどうなるんでしょうか。
やはり修羅場展開ですか…?
ま、まさか……ね?
この話の経緯と、続きがすごい気になります。
甘くないお話でも、私は大好きですよ!
汐薙さんが書く作品は、例え痛々しいものでもとても素晴らしいので、読んでいて心が引き込まれてしまい、困ります。←(殴
それに、文章が凄く繊細で綺麗だから、甘い内容でも暗い内容でも、より話の世界感が引き立って、さらに感動します。
……偉そうに言ってすみません。<( )>
とにかく言いたいことは、汐薙さんグッジョブです!!
私も今、フェイなの←はやSSを現在進行中なのですが、この作品を読んでとても勉強になりました!


……甘甘なはやなの、自分も読みたいです。
……書いてみようかな……。(ボソツ

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俺の中で、なのはは結構強くて正直で残酷な面が有って フェイトが好きでありながら 一度でいいから・・なんて言われても絶対に許すような気はしないな~そこが女の子の心理なのかな

>水無月さん

ありがとうございます!(><)
これを知ったらフェイトさんは……修羅場、です、ね。多分確実に;;
相手を追い詰める、と言うよりはフェイトさんは自分自身を追い詰めると思います;
話の構成自体は考えてありますので、またどこかお目見えすることがありましたら、その際はどうか
宜しくお願い致します(土下座

って、そんな!い、言い過ぎです水無月さん!;; もったいない限りのお言葉です(*ノノ)
あああ、本当にありがとうございます!!光栄です;

甘甘なはやなの、書いてくださるなら是非!!ww
水無月さんのお書きになられる甘甘大好きですっ!



>nameless さん

ふああああ、ありがとうございます!
いや、でも私もそんなところはありますよー(><)
フェイなのは鉄板ですからね

>「アリ→すず←はや」図式もアリかな

私もこの図式は全然アリだと思います!wwwww
はやてさんはもの凄く似合うんですよね……なぜか(つ□T)



>まーぴょんさん

ちょ、切ない女王ってwwwwww
そんなイメージついちゃってますよね(><;)
私も書いててそう思っちゃいました……!頑張れ!!
漫才じみたバトルってwww ちょっと見てみたい気がwww

神様って、そんな; あ、紙様ですねわかります。
わわわ私だって、まーぴょんさんのこと大好きなんだからね!w
禁断愛はちょっと書いてみたいなーなんて気はしますwww



>杏香さん

そう言って下さると嬉しいです(><;)ありがとうございます!
本当に光栄ですwww そうなんですよね……。恋って難しいですね……。
続きは考えてありますので、もしご機会がありましたらその際にはどうか宜しくお願いします(土下座
はやなの普及するために最近頑張ってますよー(笑

私も杏香さんのSS大大大好きですよ-!
これからも頑張って下さい!とここで応援を(こら



>哲さん

そうですね……。私の中でもなのはさんは強い女性像です。もちろん!
でも、完璧に強い人なんかいないんじゃないかなって。ましてやあの3人の場合は愛情に近い友情、
ってイメージがあったりするので;ふとした瞬間、色んなバランスで、その間に揺らぐこともあると思うんです。
女の子心理なのかそれとも汐薙だけなのか……です、ね。
書いてた本人なのに曖昧で申し訳ないです; コメントありがとうございました!
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プロフィール

汐薙

Author:汐薙
初めまして、汐薙と申します。
魔法少女リリカルなのはで活動中。

主な取り扱いカップリングは
フェイト×なのは
はやて×なのは です。

リンクフリーですので、貼るも剥がすもご自由にどうぞw
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