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【幸せの温度】


今日は局ラジの日ですねw
頑張って下さいーーー!w(><)ノ

短篇。フェイト×なのはです。
日常の1コマ、的な感じなイメージです;
……ん、日常なんでしょうか、これ、は……(マテ

あ。ほんのちょっとだけ年齢制限入ります。
しかし……最近甘いの書いてなかったので、甘いのが書けなくなってきました orz


ふと浮かんだ素朴な疑問。
幸せって、温度にしたら何度くらいなんだろうね?

きっと、答えはすぐ傍に。


【幸せの温度】


「……ふ、ぁ……っ」

しん、とした静まり返った室内に、甘い声が響き渡る。
耳元から聞こえるその声に、思考まで蕩かされてしまいそうだった。

縋る指先を、逃がしたくなくて。
そのまま自分の指で絡め、シーツの海へ縫いとめる。

きゅ、と。爪先が白くなるまで握り返されたその手は少しだけ震えていて。
その不安を取り除いてあげたくて、そっと手の甲に唇を寄せた。

何度か啄ばみ、怖がらせないように舌先で触れていく。

ふるり、と。長い睫が震える。細く覗き見える綺麗な蒼が、ゆらりと揺れて。
それに気をよくし、舌先を動かす。くすぐったかったのか、なのはが少しだけ身じろぎをした。

聞こえてくる、微かな衣擦れの音。
動かされた身体によって、白いシーツの海に大きく波が立って。
カーテンの隙間から漏れ出た月明かりを吸い込んだ波は、一層その深さを物語る。

さわさわと風が木の葉を撫でる音の合間に、再度熱を帯びた小さな声が混じった。
手の甲から唇をはずすと、真っ赤な顔のなのはに見上げられる。

「どうしたの、なのは?」

組み敷いたままの彼女の身体は、少しでも力を入れてしまえば折れてしまうのでは
ないだろうか、そんなことを思わせるほどに細く、そして滑らかで。

――本当に、いつも凛々しく空を翔けている彼女なのだろうかと。
こうして抱きしめるその度に、いつもそんなことを考えていた。

「……ん、ぁ……。ふぇ、と、ちゃ……」

名前を呼んでくれた彼女のそれに答えるように、シーツの上につっぱったままだった
両腕の力を少しだけ緩める。なのはの身体にあまり自分の体重がかからないように。
そう気を付けていたのに、当のなのはには、首の後ろに手を回されてぐっと引き寄せ
られてしまった。……もう。せっかく我慢、してたのに。

それでも彼女を傷つけないようにと、細心の注意を払って彼女に触れていく。

「……ん、ふぇとちゃ……、」
「うん……、大丈夫。ここに、いるよ」

柔らかくて、温かい。触れ合った先の皮膚からなのはの体温がじんわりと私の方へと
染み込んで、まるでこのまま溶け合ってしまうかのような錯覚にさえ陥っていく。

「寒い? 大丈夫?」

もう、気づけば夏も終わり。
窓を開けたままだったのを思い出し、閉めようと身体を捩ると
なのはがゆるゆると首を横にふった。

まるで、離れないで、と。そう言わんばかりにきゅ、と。抱きしめられた腕に力が篭る。
そっと浅く上下を繰り返す薄いお腹に触れると、ぴくり、と身体が跳ね上がった。
少しだけ手をずらし、緩やかな曲線をそのままなぞっていく。

少しだけ汗が浮かんだ肌が、しっとりと手のひらに吸い付いて。
上気し、ほんのりと桜色に染まりだした肌が、目に心地いい。

「……っ、ん」

唇を寄せて、少しだけきつく吸い付く。
白い肌に、赤い花びらが一枚落とされた。

唇をずらして、また、寄せて。
花びらを散らすように、何度も何度も痕をつける。

「……ふぇ、とちゃ、……っ」
「……付けられるの嫌、かな?」

目じりに溜まった涙を指先で拭いながら、耳元に唇を寄せる。
掠れた少し低い声でわざとそう言うと、そんな言い方ずるい、となのはが呟いた。

「……うん、ごめんね」

真っ赤になってしまった耳たぶをそっと唇で挟み込むと、唇に、柔らかな肌の感触。
少しだけ歯を立てると、びくりと、再びなのはの背中が弓なりに反った。
吐き出される浅い呼気が首筋をくすぐり、そこからぞくぞくと甘い痺れが走る。

身を捩ると、ふと鋭い痛みを感じた。

「……っ、……フェイトちゃんばっかり、ずる、い」

いつもより熱い唇で、肌に触れられる。

絶え間なく漏れ出る吐息は熱く、快楽によって上手く出来ないのか、
首筋に何度も歯が立てられた。

なんだか、もどかしそうにしているなのは。

もしかして……痕、つけようとしてくれてるのかな?
だったら嬉しいな、と。動かしていた手を止めてその様子を見守る。

「……?」

唇を外しては、痕が付いたかを確かめて、また唇を寄せる。
そんな一連の動作を繰り返しながら、何でかなぁ、と呟いていた。
真っ赤な顔をして眉を顰める、その表情があまりにも可愛くて、思わず笑いがこみ上げる。
そんな私を見て、なのはが、うぅ、と唸った。

「どうせ……フェイトちゃんみたく上手く出来ませんよーだ」
「……私だってそんなに上手くないと思うんだけど……」

他の人と比べたことなんてないから、自分が上手いのかなんて分からない。
……それに、こういうのは上手い下手じゃないと思うんだけどな……。

「ん……。なのは、ちょっといいかな?」
「ふぇ?」

指を絡めてシーツに縫いとめていたままの手を取り、細い手首にそっと唇を寄せた。
そのままなのはの方を向くと、なのはは、ぽかん、と目を見開いていて。
少し恥ずかしくなりながらも右腕を差し出すと、ややあってなのはは唇を寄せた。
ぺろり、と何度か舌先を這わせる。同じようになのはがぺろり、と舐めた。

ぞくり、と。

身体を巡りだした痺れを押さえつけ、そのままきつく吸いたてる。
まるで自分の行動がそのまま自分に返るかのように、手首に走る甘い痛み。
暫くして唇を外した。月明かりに浮かぶなのは白い肌に、赤が映えた。

「……あ、できた!」

ふと、嬉しそうななのはの声が聞こえた。
視線を向けると自分の肌に咲く、少しだけ控えめな花びら。
頬を紅潮させたなのはが、珍しそうにそれを覗き込んでいた。

「うん、出来たね」

一緒になってそれを覗き込む。
なのはが付けてくれた、初めてのものだ。嬉しくなって頬が緩んだ。
もう一度してみたい、というなのはの言葉に頷き、再度首筋に唇が寄せられる。

なんだかなのは、吸血鬼みたいなだなぁ、なんてぼんやりと思っていると、
なんだか耳元から少しだけ焦りを含んだなのはの声が聞こえてくる。

「どうしたの、なのは?」
「また、……付かなくなっちゃった……」

何でかなぁ、と。花びらが落ちるはずだったそこをなのはがしげしげと眺める。
フェイトちゃん、首筋硬いんじゃない?というなのはに思わず抗議をしながら
みょーん、とほっぺたを引っ張ると、なのはが小動物のような鳴き声を上げた。

「わわ……ご、ごめん! い、痛かった??」
「にゃはは……隙ありだよ!」

そんなに痛くしてしまったろうかと心配になって覗きこむと、
まるで悪戯が成功した、とでも言わんばかりの顔をするなのは。

「え?ちょ……あはは!なの、はははっ、やめ……それ、反則っ」
「……にゃ!ちょ……あははっ、だめ……、むー負けないもん!」

盛大に擽られ、負けじとなのはを擽り返した。
二人してシーツの上をころころと転がっていく。

暫くすると背中につめたい壁が当たったのか、なのはがひゃう、と声を上げた。
反対方向に逃げようとしたところを、すっぽりと両腕に収める。

「なのは、捕まえた」
「うー、」

細い肩を抱きしめる。
抱き寄せて首筋に顔を埋めると、鼻腔を甘い香りが満たした。
背中越しに聞こえる緩やかな鼓動が気持ちよくて、甘えるように頬をすり寄せる。

「にゃはは……フェイトちゃんは甘えん坊さんだね?」
「ん? そうかな?」

先ほどまでは情欲が支配していた部屋の中を、明るい笑い声が満たしていく。
なのはの肌は少しだけ冷えていて。

寒くならないように強く抱きしめると、ほら、やっぱり甘えん坊さんだ、と。
なのはは、綺麗な表情で笑った。


「そうだとしても。……なのはにだけだよ」
「……っ、」

なのはは、何も言わなかった。
背中から抱きしめているからその表情は見えなかったけれど、
亜麻色の髪の隙間から覗く耳は真っ赤だったから、いいかなって、思った。

「……月、綺麗だね」
「うん」

なのはを抱きしめたそのまま、長い間、遥か高い月を一緒に見上げる。
高いビルの隙間を縫うように存在を露にしているそれは、この町を染める暗色の空や
コンクリートなど気にもせず、ただ絶対的な色を放ち、辺りを光に染め上げて。
りん、と。輝いていた。

その色に染まった亜麻色を、ゆっくりと流していく。


「……ねぇ、なのは。……なのは?」

返事がないなのはを不思議に思い、身体を起こして覗き込む。
緩やかな寝息が聞こえる。瞼は閉じられていた。

「もう。ムード台無しだよ? なのはってば」

まぁそんなところもなのはらしいかな、なんて。ほっぺたをつつくと
なのはは擽ったそうに身を捩った。

なのはを起こさないように抱きしめていた腕を解き、端に丸まっていた毛布をかける。
明日の朝寝坊をしないようにと目覚ましをかけ、私もなのはの隣にもぐりこむ。

少しだけ冷えてしまった素肌に感じられる、柔らかな毛布の暖かさも心地いいけれど。
でも、それよりも抱きしめたなのはの温度の方が、温かかった。

前髪を退け、おでこに口付ける。


――ねぇ、なのは。
幸せに温度があるとしたらきっと、こういうことをいうのかな?

君が、私の幸せの温度だね。


「……お休み、なのは。また明日ね?」


寝息を立てている君に、定番のおやすみなさいの挨拶をして。
私も瞼を閉じて、ゆっくりと眠りの淵に落ちていった。


END
--------
ふと思えば……なんだか寝オチが多いですね、なのはさん。
多分3回に1回は寝てる気が。フェイトさんは生殺しで眠れない夜が多々あります。
ね、寝てるとこを襲ったりとか、そんなことはしませんよ? ……まぁ、多分何回かは(ぇ


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>TOM さん

うああああ、ありがとうございます!(><) そう言って頂けると物凄く嬉しいですっwwww
お互い仕事が忙しそうですよね; それでもやはり愛情補給は欠かせない、とww
多分この2人の同源力はそこなのかも知れないとか思わせるほどn(ry
フェイトさんは我慢もするけど、なのは分が切れちゃうと襲っちゃって、で、
あとであのはさんに怒られる、とかしていそうです(笑
もう永遠に新婚さんでいて欲しいですよねw

こちらこそ、読んで下さり、そして嬉しいコメントを頂き本当にありがとうございました!



>No name さん

ありがとうございますー!
甘い話は久しぶりだったのですが、ちゃんと甘いと思えて頂ける様な話になったようで
安心致しました; お言葉、本当に嬉しかったですw

なのはさんはこういうことに関しては不器用だといいな、という汐薙の願望が……(笑
狼王子が好きと言って下さり、光栄です!これからもガシガシ書いていきたいな、と
思っている限りですので、どうか宜しくお願い致しますっ(土下座



>魔ぎゅなむ さん

こんばんは。お名前は他のサイト様でも兼々伺っておりました。
こちらに移った際にもコメントを頂いたような記憶が御座います。その節は本当にありがとうございました!
コメントのお言葉、凄く嬉しかったです。ありがとうございます!これからもまったりと頑張ります!

そしてリンクの申請をして頂き、光栄な限りですw
こんな辺境地で宜しければどうぞどうぞ~w 宜しくお願い致します(^^)
WEB拍手
感想やリクエストなど頂けたら嬉しいですw  返信不要の方は頭に×をお願いします
プロフィール

汐薙

Author:汐薙
初めまして、汐薙と申します。
魔法少女リリカルなのはで活動中。

主な取り扱いカップリングは
フェイト×なのは
はやて×なのは です。

リンクフリーですので、貼るも剥がすもご自由にどうぞw
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