スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

夏コミのおまけだったもの


夏コミにて新刊をご購入していただいたにも関わらず、おまけを付けられなかった方々が
あまりにも多かったため、これは申し訳なさ過ぎるな、ということで、
コピー本にしていたSSをここで公開してみます。

冊子という形ではなく、wordからコピペしただけなので少々見辛いかもですが、
そのところは申し訳ありませんがご了承ください。しかも凄い長いです(土下座

へ…編集する力が残ってないのです orz
あとで時間が出来たら手直し致しますので、取り急ぎまでに;;

しかし……今見直したらあんまりえっちくなかったな……。

つ、次(の機会があったら)頑張るよ!!……た、ぶん(マテ








学生時代最後の夏休みが始まり、もう一週間が経つ。
今日の空は、いかにも夏、という感じで。どこまでも真っ青に晴れ渡っていた。
その色に、あの深い蒼を思い出す。

休みが始まると同時に、教導隊の任務でミッドへと向かったなのは。
こんなに長い期間の泊まりこみ任務は、なのはにとってはこれが初めてのことだ。
行う任務の話を教えてもらった瞬間に覚えた不安を、私は、未だにこうして引きずっていた。

もう何年も経つのに、私はまだ――怖かったから。

きっと、当の本人より怯えているんじゃないだろうか、なんて。
そう思いながら、ゆっくりと目を閉じた。瞼の裏にあの時の絶望と恐怖を思い出し、
つきんと痛む胸。それをかき消そうと、伏せていた瞼を開く。

視界の先に大きな入道雲が見えた。
その隙間からは、真上に上りかけた真ん丸の太陽が覗いている。
吹き過ぎていく風は熱を含み、それに撫でられ窓枠に下げられている風鈴が、りん、と小さく鳴った。
青を仰ぎ、それにまた蒼を見る。

「……なのは」

掠れきった情けない私の声をかき消すかのように、辺りからは蝉の賑やかな鳴き声がしていた。
ため息を吐き、ほんの少しだけカーテンを引く。じりじりと身を、そして思考さえも焼くようだった
太陽光は遮られ、緩やかになった熱に安堵を覚えた。足元の扇風機に視線を向ける。
風量を中から強へ上げると、少しだけ大きくなったモーター音に合わせ、
肌に当たる送風量が増した。

なんだか喉が焼けるように熱い。

その乾きをなんとかしたくて、明け方取りにいったペットボトルに手を伸ばす。
お行儀が悪いかな、とも思ったけれど。今は私以外には誰も居ないので、
そのままキャップを開けて口を付ける。

喉を流れていく冷たさを失った麦茶は、あまり美味しくなくて。
容器に付いていた結露が、持った手を濡らす。気づけばそれさえも、すでに温くなっていた。
がっくりとテーブルに力なくあごを乗せ、扇風機から与えられる風を、直接顔いっぱいに受けていく。
ぱたぱた大きく揺れる髪の毛を押さえ付けながら、ダッカールを使ってそのまま纏め上げた。
首元を覆っていた熱が引いていくのを感じ、今日何度目になるかわからないため息を吐く。
暑さでどこかぼんやりとした思考のまま、時計を眺めると、短針は数字の九を指していた。
ふと時計の上、壁にかけられたカレンダーが視界に入る。
年明けになのはとおそろいで買い揃えたものだ。
それに書かれている数字は、黒いマーカーによって×で消されている。
その何日か先に、大きく赤丸がついていて。そこにたどり着く数日前に、×はぴたりと止っていた。
もちろんつけるのが飽きたからではない。
……ただ、それをすることが淋しくなったから。
瞳を閉じれば、いつだってあの笑顔を思い出すのに。
まだ会えないんだと、自らに言い聞かせているようで。

「――明日、か」

今日までに、彼女からの通信は――一度もなかった。
別に今回が初めてと言う訳ではない。前にもそういうことがあったから。
きっと、任務が急がしくて、そのことでいっぱいで。
時間があっても多分……教導隊で一緒の人達とお話をしているに違いない。
なのはは誰にでも、分け隔てなく優しい。
私も、そんななのはの優しさに何度も助けられてきたから、なのはを慕う人達の気持ちはよく分かる。
色んな人と交流を持つことはいいことだと思うけど。
私の他に好きな人ができちゃったらどうしよう、とか。そんな不安なんかもあって。
なにより、声を聞くことが出来ないのが寂しくて。

「……会いたいよ、なのは。……君の声が聞きたい」

湧き上がってくる寂しさと、言いようのない、ひどくもやもやとした想いが滲みだす。
不安、なんだ。どうしようもないくらいに。
でも――そんな風に思っているのは、きっと私だけなんじゃないのかなって。

……数字を消しながら、思ってしまっていた。

また、鼻の奥が、つんとして。目頭が熱くなる。
溢れそうになった涙を、手の甲で無理やり拭った。
外からは相変わらず、楽しそうなセミ達の声が響き渡っている。それが聞きたくなくて、
大きく開いていたままだった窓を閉めて、カーテンをぴったりと引き、リモコンに手をかけた。

エアコンの電源スイッチを押す。設定は少し低めに。

起動し始めた音が辺りに響き、しばらくすると冷たい風が肌を撫で始めた。
火照った頬に、その温度が気持ちいい。
冷たさに目を細めていると、サイドボードに置いてあった携帯が軽快な音を立てて鳴った。
ディスプレイには「高町なのは」の文字。
慌てて携帯を手にとり、通話ボタンを押す。

『あ、フェイトちゃん?』

久しぶりのなのはの声に、心臓が跳ね上がった。

「うん、おはよう。なのは」
『にゃはは、おはよう』
「なのは……教導隊の任務は……?」
『予定より早く終わってね、昨日の夜に帰ってきたの』

そっか、お疲れ様、と。労いの言葉をかけると、
電話口の向こうでなのはは嬉しそうに笑う。

『ありがとう、フェイトちゃん。――それでね、フェイトちゃんは今日、何か用事ってあるのかな?』
「今日? 今日は何もないよ。大丈夫」
『よかった~。あの……ね? フェイトちゃんに……会いたいな、って」

それを嬉しく思い、二度返事でなのはに答えた。
ああ、我ながら現金だなぁ、なんて思いながらも、先ほどの不安は消え、
胸の奥が暖かくなっていく。またね、と挨拶を交わし通話を終えて。
出来る限りもてなそうと、お茶うけを探しキッチンへと向かう。 
運がいいのか、それとも悪いのか。
――この場合は……前者なのかな?
母さん達は昨日から任務で本局へ行ってしまっていた。
人気のない室内は、妙にしんと静まり返っている。

閉めっぱなしのリビングは暑くて。風を取り入れようと窓を開くと、
タイミングを計ったように来客を知らせるチャイムが鳴り響いた。
ドアを開けると、暑さのせいか、少しだけ肌を上気させたなのはの姿。

「おはよ~、フェイトちゃんっ」

すっかり伸びた綺麗な亜麻色の髪はいつものようにサイドにまとめられておらず、
今の私と同じように高い位置で結い上げられていた。
陽の光を弾いた髪飾りが、さらり、と音を立てる。

「おはよう、なのは。今日の服、凄く可愛いね」
「えへへ~。あのね、前にバーゲンで買ったの」

今日のなのはは、淡いオレンジ色のキャミソールを着ていた。
可愛らしい、というよりは、ちょっとだけ大人っぽい。
その上には涼しそうなレース編みの白いサマーカーディガンを羽織っている。

「うん、なのはによく似合ってるよ」
「にゃはは、嬉しいな。ありがと、フェイトちゃん!」

私のその言葉に、目を細めたなのはがふわりと微笑んで。
服の端をちょこんと摘むとそれに合わせ、フレアスカートが揺れる。
ドキドキと音を立て鳴り止まない心臓を押さえつけ、なのはを自分の部屋へと促した。
先に廊下を歩いていくなのはの背中を見送ってから
冷蔵庫を開け、ジュースのペットボトルを手にとる。
グラスに氷を入れてジュースを注いでいくと、キン、と微かな軽い音を立て、氷が崩れた。
きらきらと陽の光を反射して輝く氷を視界に映し、両手にコップを持って、私も自室へと向かう。

「なのは。ドア、開けて?」
「うん。お帰りなさい、フェイトちゃん」
「ちょっと氷、入れすぎちゃったかな? 冷たいから気をつけてね?」

持っていたコップの一つを手渡し、なのはの隣に腰を下ろす。
すると、それを待って居たかのように、なのはに後ろから、きゅっと抱きしめられた。

「な、ななななのは?」
「ん~……だってこうやって抱きつけるの、久しぶりなんだもん」

にゃはは、と照れた笑いが後ろから聞こえてきて。
くすぐったい吐息が耳を掠めるたび、触れられた場所から熱が灯っていくのを感じた。

「……うん。久しぶりだね」

くらくらと一気に崩れそうな理性を何とか建て直し、なのはのその言葉に頷く。
少しだけ身を捩ってなのはと向かい合うようにし、その腕の中にすっぽりと細い身体を収めた。
抱きしめると、柔らかな体温と、とくん、とくんと緩やかな鼓動。
鼻腔をくすぐる甘い香りと、ちょっとだけ汗の匂い。
目の前にある細い首筋に唇を押し当てると、ぴくん、と腕の中の身体が跳ねた。
唇に感じられる、柔らかい肌の感触。
まるで唇が焼けてしまうように熱い、なのはの肌。
唇で啄ばむようにキスを繰り返していると、抱き締めてくれているその腕の力が強まった。

「……会いたかったよ、フェイトちゃん」
「……本当にそう思ってくれてる?」
「フェイトちゃんに嘘なんかつかないもんっ」

私の問いに、なのはが頬を膨らませた。

「――……だって、なのは……」

言いかけた言葉が続けられず、そのまま俯いた。
――連絡がなくて寂しかった、だなんて。
そんなのまるで、駄々をこねる年端もいかない子どもみたいだ。

「――フェイトちゃん。こっち、向いて?」
俯けていた頬に手を寄せられて。

「声聞いたら、すぐに帰ってフェイトちゃんに会いたくなっちゃう。
 だから、頑張って我慢してたんだよ?」
「――え?」

 その言葉に視線を上げると、頬を染めたなのはが恥ずかしそうに笑った。

「私ね? きっとフェイトちゃんが考えてるよりも、ずっとずっと、フェイトちゃんの事、好きなんだよ?」
「……っ。そんなこと言ったら、絶対にそれよりも私の方がなのはの事、大好きだよ?」
「む。そんなことないもん。私の方がそれよりもっともっとフェイトちゃんのこと、大好きだもん!」

お互い一歩も譲らず、にらめっこ。
ちょん、と頬を押すとお返しとばかりに抓られて。
そのままどちらともなく吹き出して、おでこをくっつけて笑いあった。
柔らかい頬に手のひらを寄せ、撫でる。その手に擦り寄るようにして嬉しそうに目を細める
その仕草が、まるで小さな猫みたいで凄く可愛い。
ゆっくりと指を添え、細い顎を持ち上げて。

「……なのは。――キス、してもいい?」

答えは、寄せられた唇だった。
唇から伝わる弾力と甘い熱に、肩の力が抜けていく。
もっとそれを感じたくて更に強く押し当てて、啄んで。
下唇、上唇の順でなぞり、柔らかく閉じられた隙間に舌先を少しだけ差し入れて
左右に軽く割り開いていくと、それに答えるようになのはの唇が薄く開いた。
奥まで割り入れ、なのはの舌を自分のそれで絡め取る。
ゆっくりと形をなぞってから柔らかく歯を立てると、びくり、となのはの身体が震えた。

「……っ、は……ぁ」
「……ん、む…ぅ、んっ」

静まり返った室内に、ぴちゃぴちゃと水音が響いて。
反響して耳に戻ってくるその音に、どんどんと身体の熱が引き上げられていく。

「……ふぇ、……ちゃ、ん……」
「ん……はっ、ぁ」

酸素を求めて離れていく唇を追い、なのはから吐き出された甘い呼気さえ逃したくなくて
強く唇で塞いだ。上あごに舌を這わせると、なのはの身体がぴくんと跳ね上がる。
なのはが弱いところの一つだ。
凹凸をなぞるように丁寧に這わせ、緩やかに曲線を描いている場所を舐めると、
漏れ出た短く浅い呼気が私の舌先をくすぐっていく。

「……んく、……んっ、ふは……、ぁっ」

絡んだ唾液がなのはの口の端からとろり、と溢れた。
それを零さないように、舌先と唇で舐めとっていく。
その甘さに、どんどんと情欲をかき乱されて。

――どうにもならない程の愛おしさと狂おしさが、一気に心をその色だけに染め上げていく。

再度深く口付けると、私の背中に回されていた腕が震えた。
上手く身体に力が入らないのか、なのははぐったりと私の腕の中に寄りかかったままで。
それでも私に答えてくれるかのように、離れるその度に私の唇を追いかけ、
一生懸命啄み返してくれた。
酸素が足らずに、思考がくらくらと霞んでいって。
たまらずに、紅潮したなのはの頬に手のひらを沿え、
ぷはっと唇を外して、大きく息を吐き酸素を取り込む。
互いを繋ぐ糸を舐め取ると、なのはの瞳もどこかぼんやりとし、
私と同じように肩で大きく息をしていた。

「なのは……あの……、ね。その……いい、かな?」

小さいおでこ。薄く閉じられた瞼。すっと通った鼻筋。紅潮した頬。
順に柔らかく唇を寄せながら、なのはの顔を覗き込む。

「……うん。でも、その前にシャワー、浴びたい、な」
「大丈夫だよ。なのはに汚いところなんてないから」
「で、でも! 私、今、汗かいちゃって……ひゃうっ!」

言葉を続けさせないように深く口付け、服越しになのはのふくらみを手のひらで覆って。
やわやわと、その感触を楽しむように動かしていく。
すると、うん、となのはが緩く首を縦に振った。

「ありがとう。大好きだよ、なのは」
「う~……っ、ふぇいとちゃん、意地悪だよぉ~……」

唸るなのはの頬にキスを落とし、背中と膝の裏に手を差し入れ、
ゆっくりと抱き上げてベッドへ寝かせる。
体重がかからないように柔らかく覆いかぶさり、首筋に押し当てた唇を滑り下ろさせながら、
なのはが着ていたサマーカーディガンのボタンを外していく。

「はい、なのは。ばんざいしようね?」
「……あぅ、」

髪の毛に絡まないように慎重に袖口を抜き、キャミソールの裾から手のひらを差し入れた。
指先で、確かめるようにわき腹を撫で上げる。
いつもと同じように、傷一つない滑らかで真っ白い肌。
安堵したまま手のひらの動きを再開させる。

進む手のひらよって私へと開かれていく白。
そこに唇を寄せながらゆっくり裾ごと捲り上げると、指先がこつんと、下着のワイヤーに触れる。
更に中に滑りこませようとすると、その手をなのはの手に制された。

「……なのは、嫌? 触れて欲しくない?」
「……や、じゃ……なくて」

真っ赤な顔をしたなのはは、ごにょごにょと言いにくそうに口を噤んで。目を伏せる。
頬に触れていた長い睫毛が、ふるりと揺れた。

「……ふぇ、と……ちゃん、も」

真っ直ぐに両手を伸ばし、ちょっとだけ震えているその手で、私のシャツのボタンに手をかけた。
一つ一つ、一生懸命に外していくその姿が可愛くて。
止めていた手を進め、手のひらで胸を包み込む。

手のひらでは収まりきれないふくらみが、私の指の動きに合わせ、
弾むように形を変えていく。

「……ひゃっ、あっ、まだ脱がせてな……、ぁ、」
「……ん、なのは。背中、ちょっと持ち上げて?」
「……にゃ? っ、んあぁっ! や……っ、あっ」

掬うよう触れていた指先をずらし、まだ柔らかい先端を摘んで揉み解す。
強い刺激に背中が弓なりに持ち上げられたその隙に、空いていた左手を回した。
親指と人差し指の爪を使い、縫い目に引っ掛けるようにして下着のホックを外す。
支えるものがなくなった膨らみがわずか揺れ、陽の下に覗き出る。
寝転んでいても、そこは潰れることなく綺麗な張りを成していた。
触れるたびにいつも思うんだけど、なのはの形の良さは凄いと思う。

……ちょっと羨ましいな、なんて。

「やっぱり、なのはのここ。綺麗だね?」
「にゃ……う、ぁんっ」

緩やかな弧を描く麓から上へ、舌先でなぞっていく。
なのははやっぱり、どこもかしこもひどく甘くて。
まるで、砂糖で出来た上質なお菓子みたい。
それを堪能すべく、さらに擦り付けるように動かす。
微かな動きも拾い上げ反応を示してくれるなのはが可愛くて。先ほどから頬が緩みっぱなしだった。

「あ……はっ、んん……――っ、ふぁっ」

少し硬さを帯び始めた先端を口に含むと、なのはから掠れた悲鳴が上がった。

「なのひゃ……、ん、ちゅ……気持ちいい?」

そっと舌で弾き、その様子を伺うように見上げる。
なのはは、こくこくと頷きながら与えられる愛撫に身を竦め、細い指できゅっとシーツを掴んでいた。
強く波打つシーツの海は、身を捩るたびにゆらゆらとまた新しい波を作り、その身体を覆い隠していく。
すっかり硬くなってしまった先端に歯を立てながら舌先で潰すと、更に大きくその身体が跳ね上がる。
しゃら、と。なのはの髪留めが解け落ちて。

私の視界が一瞬、空を舞った亜麻色に覆われた。

まだ触れていなかったもう片方の先端を親指の腹できゅっと柔らかく押しつぶすと、
なのはから一際高く上ずったような声が上がる。

「――やぁ、あっ、もっ、ふぇ、と……ちゃっ」

なのはがもじもじと太腿を擦り合わせ、湧き上がる熱をどうにかしようと
何度か腰をベッドに押しつけた。それをさせないように間に自分の右足を割り入れる。
そっとその足を動かすと、微かな熱を感じた。

「――は、ぁ……んあ、……あ、ぅ」
「なのは。どうして欲しいのか、ちゃんと言って?」

真っ赤になってしまったなのはの頬を包み込んだ私の手が、震える手のひらに包まれて。
ゆっくりと、熱を持ったそこへ導かれた。
なのはの顔を見上げると、もう耳どころか首筋まで真っ赤だった。

「……っ、ここ、も……」
「ここ?」
「――っ、ひ、あぁっ!」

ショーツに指を這わせる。
指先に伝わる、ざらりとしたレースの感触と、布の感触。
真っ直ぐに中指を下ろしていくと、程なくしてぬるりとした水気を含む熱に触れた。
直接触ってもいないのに、布越からはもうそこが蕩けていることが十分に伝わってくる。
押し当てていた指先を小刻みに往復させていると、更に雫が溢れた。

じわりとショーツに染みた熱が、触れている指先を濡らしていく。

「ふぁ……っ! や……っ」

手のひら全体で包み込むようにして撫で上げ、親指の腹でショーツを押し上げ
存在を露にしている尖りを擽ると、なのはから小さな悲鳴が上がった。
爪を立て柔らかく引っかくと更に硬さを帯びていく。

「……っ、は……、なの、は」

スカートを捲くり下着の色が濃くなった部分に舌を這わせると、
舌先からなのはの匂いが広がっていって。最初は少しだけ布との摩擦を感じ、
触れていた舌の水分がショーツに取られてしまっていたけれど、それを暫く繰り返すと、
なのはから溢れたものの力を借りて今はぴちゃぴちゃと大きく音が立つ程にまでなった。
わざと音が聞こえるように舐めてあげると、ぎゅっと頭を押さえつけられる。

やめて、と言いたいのか、それとも、もっと、と言いたいのか。
それさえも分からずに、ただ更に強く触れ続けると、なのはの太ももががくがくと震え出した。

「……ふぇ、とちゃ、も……、やぁ、……やっ」

なのはが、耐えられないというように腰を揺する。
その反動に、腿の付け根に触れていた舌が、ぬめりを帯びたショーツをずらして。
熱く潤った中心に触れた。

「――ひぅ! ふぇいとちゃ、の、舌っ……熱っ、い」

震えるそこに呼び込まれるかのように、つぷり、となんの抵抗もなく入り込んでいく。
顎を持ち上げ、更にいっぱいまで奥に舌先を伸ばすと、触れたそこはまるで
溶けてしまうのではないかと思うくらいに、熱くて。柔らかかった。

「ふあぁっ、ふぇと、ちゃ……、ん、やっ」

蕩けきった声を聞きながら、舌が痺れるまで触れて。
それに変わり、がくがくと震える腰を押えゆっくりと中指を差し入れる。
気持ちいいところを探るように、でも傷つけないように中の壁を探っていく。

なのはが好きな奥の方をわざと避けながら柔らかい壁をなぞると、きゅ、きゅっと小さく何度も
その指が締め付けられる。私の指の動きに合わせ、硬く目を瞑りながらも、ゆるゆると腰を揺らす
なのはが愛おしい。

枕に押し付けられる、真っ赤になってしまった顔。
その表情は、これ以上ない位、ひどく可愛らしくて。

「……も、なにも、かんがえられなく、なっちゃ……」

もっと、もっと。乱れたなのはが見たかった。
私だけに、溺れて欲しかった。求めて欲しかった。
 常になんて。そんなの無理なのはわかってるから。

だから、今この刹那は。
私だけを、その瞳に映して欲しくて。

「いいよ? 今は――今だけは。私のことだけしか、考えられなくしてあげる」
「え……? あ、……っ」

中心に差し入れていた指を引き抜くと、それを繋ぐように長い糸が引く。
すっかり濡れてしまった指を綺麗に舐め取り、にっこりとなのはに微笑んだ。
急に止んでしまった刺激にどうしたらいいのか分からず、なのはは眉を引き下げて。
困ったような、戸惑ったような表情をしていた。

「そんな顔しないで? ちゃんとしてあげるから。でも、その前に、」
「……ん、ふぇ、と、ちゃ……?」

そっとなのはを抱き起こす。
上り詰める寸前だった身体はそれの刺激だけでも強いのか、びくん、と小さく跳ね上がった。
上気して桜色に染まった肌が、陽の光に照らし出されて。
白いシーツに映え、いつも通りにとても綺麗だった。

緩やかな曲線を描く肩から腰にかけ、すでになのはと私の熱が篭ってしまった手のひらで
触れていく。腰に触れたところで、俯けていた視線をなのはへと向けた。
溢れ出そうな蒼を見つめ、目元に溜まった涙を指先で掬い取る。

「なのはが私にして欲しいこと……、してみせて?」

にっこりと笑ったまま、言葉を紡ぐ。
しばらくは、なのはは意味が分からないというように、ぽかん、と口を薄く開いていた。
暫く経ってやっとその意が分かったのか、目を見開き、次の瞬間には音が聞こえるくらいの勢いで
顔が赤くなっていく。

「……な、なななっ!」

言葉が続かないのか、ぱくぱくと何度も口を開いて。
そんな様子が可愛くて、そっとその頬に唇を寄せた。

「ちゃんと最後までして欲しいんでしょう?」

それともこのままでもいいのかな? なんて。
多分意地悪な笑みを貼り付けたまま、膝を割り開く。
恥ずかしさに閉じられようとした足を押さえ、身体を間に滑り込ませた。

「……っ、ふ、あぁっ、…く、ぅんっ」

視線を感じるのか、そこがひくひくと震える。
なのはの足元に屈みこみ、膝から足の付け根にかけて何度もキスをゆっくり落としながら、
所々を吸いたてる。とろり、と。より溢れた雫が、白いシーツの海に大きく染み込んでいって。

指先で軽く入り口をかき回すと、先ほどよりもくちゅくちゅと大きく淫らな水音が、
部屋の中に反響した。

「どうしたの、なのは。さっきよりもいっぱい濡れてきたね? 恥ずかしくされるのが好きなのかな?」

もちろんなのはにもその音は聞こえている。
顔を真っ赤にさせ、聞きたくないと言わんばかりに更に強く枕に顔を押し付け、力なく首を振っていた。
そんな様子に、動かしていた指を止める。

「……くは、ん、ぅやっ……今、やめ、ちゃ……っ」
「うん。嫌だよね? ……だから、して? なのは」

困ったように眉を寄せ、そして引き下げるなのは。
私の手を取られ、またそこに触れさせられる。けれど私自分からは動かさず、
ただなのはに笑みを向けるだけで。そんな私の顔を見つめたまま、その手に触れたり離れたりして。

幾度かそれを繰り返し、私が頑ななことを悟ったのか、恥ずかしそうに瞼を硬く閉じた。

「ん……は、ぁっ」

ゆるりと。なのはの手に包まれた私の手が戸惑いを含んだまま、
それでも少しずつ動かされていく。

「……、っ、く、ぅあっ」

私の指先が硬くなった尖りへ触れると、大きくなのはの身体が跳ねた。
上り詰めることの出来る刺激を求め、震える手で私の手を動かしていく。
そこへ触れる度に動きが止まり、肩で大きく息を吐く、を繰り返す。
乱れた呼気が私の胸元を擽った。

「なのはのここ、もうこんなにぬるぬるになっちゃってるよ? こうやって弄られるの、好きなの?」
「――んはっ、ぁあ、……や、ぁっ」

雫を絡めた指が、すっかり潤った中心へと導かれる。
身体を覆う熱と痺れで思ったように動かせないのか、なのはがそのまま、
ゆっくりと私の手の上に腰を落としていく。

私の手を潰さないようにとベッドに添えられた右手はかたかたと振るえ、一生懸命につっぱっていた。
シーツが更に波を打ち、ゆるゆると腰が動かされるその度に水音が響いていって。

「ふぇ、と、ちゃん、も……うごかして、よぉ……」
「まだだめだよ? ほら、なのは」

もどかしさにぽろぽろと溢れた涙を唇で拭い、涙で濡れてしまった頬に唇を寄せる。
唇はきつく指が押し当てられ、震えている。

間から僅か漏れる嬌声は、今はすっかり色を帯びていた。
溢れた蒼さえも、いつもの凛とした強さは陰を潜め、絶えまない情欲を映し込み、光を放って。

「もう、だめっ、へんになっちゃ……っ、ふ、ぁっ」

こんなに乱れたなのはの表情を知っているのは、私だけなんだ。
そう思うと、言い得もしないようなぞくぞくとした痺れが背中を走る。

「――あっ、……っく、……ふっ」
「なのは、今、すごく可愛い顔してるよ?」

私も堪えられなくなり、奥まで入り込んでいた指先を更に奥へ進める為、手首にぐっと力を込めた。

「もっともっと可愛い声、いっぱい聞かせて?」
「ふ、にゃあ……っ、やっ、あ、あっ――っ、ふぁ、」

そのままゆるく出し入れを繰り返すと、かき出された雫が手首を伝い、途切れることなく溢れ落ちて。

「なのは、凄いね。ほら、……ちゃんとスカート持ち上げてないと……染みちゃうよ?」
「だめ、だめだめっ! 見ちゃ……や、んあぁっ!」

差し入れていた指をもう一本増やし、なのはが好きな奥だけを優しく撫でる。
指を押し付けて柔らかな壁をなぞると、そこが何度も震え、細い喉が露になって。
白い肌に流れる汗を、舌先で舐め取っていく。

汗のしょっぱさと、肌の甘さ。くらくらする。
なのはの全てがまるで、強力な媚薬のようだ。
触れられている訳じゃないのに、私まで息が上がってくる。

「あ、あっ……も、ふぇ、とちゃ、ふぇいとちゃん、もう……ぃ、ちゃ……ぅの」
「いいよ、なのは。気持ちよくなって?」

ひくひくと小さく震え続けるなのはを腕の中に抱き抱え、先ほどよりも動きを大きくしていく。
理性や、思考。全てを焼け焦がすほどの淫らなセカイに、二人きりの部屋が包み込まれていって。

「すきなの、ふぇいとちゃ、……だいすきっ、――あっ、ふあぁっ」

身体を巡る熱に堪えるように、背に爪を立てられる。
爪が食い込む鋭い痛みが、求められている、そして与えられているものなんだと思うと、
ひどく心地よくて。

「私も好きだよ、なのは。大好き。君だけを愛してる」

縋るように寄せられた唇に、噛み付くようにキスをして。
空いた一方の手ですっかり大きくなってしまった尖りに触れる。

円を書くように揉み解くと、――すぐだった。

「ふぇいとちゃ、……んや、あ、ああ、――――っ!」

瞬間、大きくなのはの背が反り、差し入れていた指が断続的に、痛い位きつく締め付けられた。
がくっと一気に緩慢した身体は絶頂の余韻が残っているのか、私の腕の中で何度も震えた。

 ◇


「大丈夫? なのは」
「……ん、」

肩で荒く息を吐くなのはを抱き締めたまま、汗で張り付いてしまった前髪を退ける。
そのまま汗の玉を拭うように唇を寄せた。

顔中にキスの雨を降らせていると、なのはからちゅ、と触れるだけのキスをしてくれた。
それに答えるように、私も触れるだけのキスをする。

じゃれあうように何度かキスを繰り返していると、次第になのはの瞼が緩やかに閉じられていって。

「……眠くなっちゃった?」

その問いにゆるゆると首が振られる。
眠くないもん、と首の後ろに腕が回されて。
なんだか子供のようなそのしぐさが可愛くて、思わず笑いが零れた。

「……ちょっとお昼寝、しよっか?」
「フェイトちゃんも一緒?」

うん、一緒だよ? そういうと、はのはが嬉しそうに笑って。
そのまま何度か頭を撫でてあげるとすぐに緩やかな寝息が聞こえてきた。
なのはが風邪を引かないようにと、裸の肩を覆うため、ベッドの端に丸まっていた
タオルケットをかけた。途中まで外してくれていたシャツのボタンを留め、
当たって痛くないように纏め上げていた髪を解いてから、私もその隣に寝転がる。

私の腕の中に柔らかく抱き寄せると、微かに淡い香水の香りがした。
なのはがいつも愛用しているものだ。

私が大好きな、なのはの匂い。
安心すると同時に、胸が、つきん、と痛んだ。

「……なにもなくて、本当によかった……」

なのはは――いつも、ただ真っ直ぐ前だけを見据え続けていて。
己の限界を知っていても、戻ることを知らない。
大事なものだけを守れるように、両腕で抱え込んで
――それの為なら、自身が傷つくことすら厭わない。

「…………ごめんね、なのは。私、ほんとはね――、」

空を飛んでいる姿が好きだ。君は、よく空が似合う。

でも――、いつかまた。
流れ出たその血で、全てを赤く染めそうな危うさが拭えなくて。

――それが怖い。

ぽつり、と呟いた言葉に、なのはが薄く瞼を開く。
……起こしてしまったろうか?

「……フェイトちゃん」
「――ごめん、……起こしちゃったよね」

謝ると同時に、胸元に熱いおでこがすり寄せられた。
柔らかな唇に、そっと何度も啄ばまれる。

「フェイトちゃん、ちゅう、して?」

言われたとおりに唇を寄せると、なのはは目を細め、
おまじないしてもらっちゃった、と嬉しそうに笑った。

「これでまた、私は――例えどんなことがあっても、フェイトちゃんのところに、戻って来られるよ」
「なのは……」
「だから、お願い。――そんなに不安がらないで?」

――私が、連絡がなかったことが、ただ淋しかっただけじゃないって、
なのははきっとわかってたんだね。

きっとなのはは無事なんだと、思ってはいたけれど。
――それでも……声を聞くまでは、不安だった。


――私は……なんて弱かったんだろう。

無条件で信じてあげなければいけない君のことを、
――ずっと、疑うような真似ばかりしていた。

守りたいものを守り抜いて。
自由に舞う鳥のように楽しそうに空を翔る君が、大好きだったはずなのに。
私が自ら、それを閉じ込めてしまいたいだなんて。

そんなこと、していいはずがないじゃないか。


だから。


「……なのは。私は……」

――もっと、強くなるから。

皆の鳥が何もかもを忘れて、一人の女の子に戻れるその時には。
痛いことも。苦しいことも。弱いところも。気持ちいいところや、恥ずかしいところも。

――君が私に曝してくれる全てを受け止めて。
欠片も零れないように、全部私が包み込みたい。

あの日たてた誓いを、もう一度今ここに誓うよ。

この綺麗な花が、傷つき痛んで手折られないように。
私が、君の全てを守る器に。盾になる。

絶対に。全てのものから、守ってみせる。

「なのは――もう一回だけ、おまじないしてもいい?」

こくん、と頷く小さなおでこにキスを一つ落とした。

「あのね、今日……泊まって行っても……いいかな?」
「うん、……もちろん。喜んで」

離れ離れになった……次の任務でも。君が、私が。
お互いが、ちゃんと帰って来られるように。

そんな願いを切なる込めて。



END


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

ぬっおし!!!!見れたぜ読みしだいたぜっエロ薙さんっ!!!(←便乗してしまたーっ!!!wwwwwwさーせんwwww
ありがとうございまっわーーーいっwwwwwwヽ('*`)人(´*')ノ

あらためてコミケお疲れ様ですたっ!!!
はくすの方にもコメ入れましたが、お会いできてよかった+変にテンション上がってましたっwww(挙動不審じゃなかったでしたか?w)
もぅっっとお話したかったのですが。。。すみません心臓バクバクしてそれどころではなかったものでwww
あの後変な汗が・・・・(←きほんチキンなのでwww。

エロきましたね~やっとこれエロ薙さまと呼べるわ~www
学生最後ってことは二人はチュー学生ってことですかいっ!!?
なんてすばらっ・・・(ゴホッガホォッ!!!)けしからん子だっ!!!いいぞもっとやっておやりっ(笑www

冬コミとかどっすうですか~?www
長くなってしまったwwwではまた機会があればお伺いできればと思います~www



>あかいひとさん

ふおおおお!コメント本当にありがとうございますーーーー!
読みしだくだなんて//// なんだか妙にエr(ry

こちらこそ妙にテンション上がっててすみませんでした;
でもお話させて頂けて嬉しかったですwww

ちゅー学生ですよ!www なにやってんだ、フェイトそんww(むしろ汐薙
もっとやれだなんてww 本当にやってしまいそうで怖いのですがっww

冬コミはとりあえずは未参加の方向です~。
でもリリマジはちょっと出てみたい気がっww 今までの+書き下ろしでエロイn(自重

もし機会がありましたらその際はまたお会いできたら嬉しいですw
夏コミでは本当にありがとううございました!
WEB拍手
感想やリクエストなど頂けたら嬉しいですw  返信不要の方は頭に×をお願いします
プロフィール

汐薙

Author:汐薙
初めまして、汐薙と申します。
魔法少女リリカルなのはで活動中。

主な取り扱いカップリングは
フェイト×なのは
はやて×なのは です。

リンクフリーですので、貼るも剥がすもご自由にどうぞw
一報を頂けると管理人が喜びますw

【ご注意下さい】
当サイトにて掲載されているイラスト
または、テキストの無断転載・使用は禁止とさせて頂いております

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリー
メールフォーム
何かありましたらどうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

捕捉サイト様
イラストサイト様
SSサイト様
お世話になります
最近のコメント
FC2カウンター
その他
RSSフィード
By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。