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【Das Resultat sagt alles~小ネタ1】


ぐおおお。紙を折っていたら人差し指の腹がつるんつるんになってきました。
指紋が消えてきたああああ! ∑(@□@;)

ゴフ。あ、今日もまたコピーしてきたので30くらいはいけそうです!
まだまだ頑張る!!

が。

少し集中力が切れてきたので、ここで本に入りきれなかった小ネタを。
そのまま廃棄するのもアレかな……、ということで投下~。

最近更新率がいいですね!ww いつまで続けられるんだろう!(ぉ


本編が始まる前のお話。



それは、まだ少しだけ肌寒い朝のこと。

いつものように新聞配達を終えた私は、少しだけ疲労を帯びた身体を横たえて
青々と茂る草原に寝転んだ。風に撫でられ肌に触れる草が、少しだけくすぐったい。

見上げた空は、雲ひとつなく真っ青に澄んでいた。

真上に上りかけた太陽は淡い黄を帯び、爛漫と光を降り注いでいた。その眩しさに目を細める。
視界の先には、自由気ままに高く舞う鳥たちが大きく羽根を広げ、空の色をその身体で隠す。
まるで気持ちがいいとでも唄うように、一度だけ甲高い声を上げた。

そんなに……その空は心地いいのだろうか?

手を伸ばす。感じられていた太陽光が、手のひらに遮られた。
重いこの身体は浮かび上がるどころか地を這ったまま、高く空を舞うこともできない。

「……届くわけ、ないか」

真上に突き出していた両手をぐっと倒し、大きく伸びをして息を吐く。

ゆっくりと瞼を閉じる。ちりっと痛む頭。
何かが脳内を掠める。……でも、それがなんなのかは分からない。

それがなんだかひどく悲しい気がした。

緊迫したような気持ちはあるのに。理由が分からない。
――ここに居たいのに。いけない気がする。

釈然としない、居心地の悪さ。

耳元には、かすかに聞こえるさわさわとした木々や草花が揺らぐ音。
なにかを囁いているような、嘆いているような。

いつもは大好きなこの音が、今日はなんだか妙に痛くて。


口を開く。

「……」

呼べる名前が、わからない。
口を開いても、言葉にならない。

音を成さない唇は、ひどく役立たずなような気がして、苦しかった。
ぐっと硬く目を閉じる。頬を濡らす冷たい感触。

「……もう帰らなきゃ。……きっと、心配してる」

どこに?
――決まってる。

ぐちゃぐちゃな気持ちを綺麗にしたくて。もう一度空を見上げた。
――その時だった。




桜色の流れ星を、見た。


「……?」

まだ昼間だというのに。細い帯を空に作り出し、流れていく。
溢れた光が粒になって軌跡を描き、太陽の光よりもなお眩しく、草原へと降り注いでいた。

慌てて立ち上がる。手を伸ばすと、指先に光の欠片が触れた。
その瞬間、すう、と溶け込むように消えていく。

もう一つ降ってきた光を、そっと手のひらに包み込む。……温かかった。
包み込んでいるのは私のはずなのに、逆にその光の欠片に包み込まれている気さえした。

大きく空を見上げる。

先ほどの鳥たちのように、気持ちよさそうに空を翔けていく流れ星。
それを追うように、白い流れ星も交差して。

空が、染まる。


しばらく見つめていると、その流れ星は姿を消した。
もう見えないのに。あの鮮やかな桜色が瞼に焼き付いて、離れなくて。

なんだか高揚した気分のまま、私はリニスの待っている孤児院へと駆け出した。
私が見たあの綺麗な景色を、大好きな彼女にも話したくて。


手のひらに包み込んだままの欠片をこぼさないように、そっと力を込めた。





結論から言うと、私が帰ってリニスの前で手のひらを開いたときには、
もうあの欠片は残っていなかった。

見えるのは、何も掴めなかった小さな手のひら。


でも確かにあったんだ、見たんだよ。とリニスに言うと、私の頭を何度も撫でて。
そして、すこしだけ眉を下げて微笑んだ。

「……あのね、フェイト。それは星じゃないわ」
「……え?違うのかな? でも、空を光が流れていったんだよ?」

「……いつかきっと。フェイトもわかる時が来るかもしれないわね」


その表情を見て。あれはいけないものなのだろうかと不安になった。
でも、あれがそうだとは思えなくて。

私は確かめるために、アルバイトが終わるたびにあの草原へ行った。
リニスには内緒で――何度も、何度も。

けれど、あの桜色の流れ星を見ることは出来なかった。
次第に私は悲しさに耐えられず、1年が経つ頃にはもう草原へ行くこともしなくなった。

――もう二度とあの光に逢うことはないのだと。



そうして。
何年も経った後の私が、再びその光に逢えることを。



この時の私は、まだ知らない。


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