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【真夏日和】

フェイなの短編です。ただのイチャベタですね……。
多少大人向け表現が含まれ……てはあまりないですが、ちょっと閲覧注意です



==========

照りつけるような太陽光の中で、鉛筆が紙の上を滑る音が響き渡る。
他に聞こえるものは、時計の針の動く音だけで。

少しぼんやりとした覚醒しない頭で音のする方を見やると
時計の針は、午後3時ちょっとすぎを示していた。

――……と、言うことは、開始してから5時間弱。
もう、さすがに限界が近づいてきていた――……。


そのまま持っていたペンを手放してごろんと寝転がると、
横から「またダウン?」という苦笑が聞こえてくる。

も~…なんでそんなにいつも真面目なんだろうな~……。


なんて思いながらも。


――……でもそこが彼女のいいところなんだけどね。なんて。
きっと私はどうしようもないくらいにフェイトちゃんが、大好き。

-------------------

「う~……。もう駄目~……」
「……なのは、それ今日で三回目だよ?」

そう言って走らせていたペンを止め、私の顔を覗き込むように笑った彼女が、
少し顔をしかめながらそう告げる。


「う~……フェイトちゃんは後どの位残ってるの?」

そのまま床を寝転がって、隣に座っていたフェイトちゃんの元へ行き顔を見上げる。
すると彼女は顔を真っ赤にして。合った目はすぐにそらされてしまった。

――……む……なんで目をそらすのかな、もう。


そのままなんとなくフェイトちゃんの方へ手を伸ばすと、
やんわりと掴まれて自然と指と指が絡んだ。


「んっと……あと3ページ、かな……?」


手の温かさにほわほわしていると、頭の上からフェイトちゃんの優しい声が聞こえた。
そのまま絡んでいた手を引き寄せられて、首の後ろに手を回されて持ち上げられる。

目と目が合って微笑んで。
――……そのまま、少しだけ唇を触れ合わせる。


蕩けそうな感覚の中で、頭がだんだんとぼ~っとしてきて。
ああ……ずっとこのままでいたいな、なんて思いがして。
そのまま深く唇を合わそうと身を動かしたところで、
がたん、とテーブルにひじが軽くぶつかって――……


――……からん。

と、テーブルの上を転がったペンが床に転がる音で、蕩けかかった意識が覚醒する。
ああ、だめだよ。私まだ全然終わってないから……このまま流されちゃ、だめ。


やんわりとフェイトちゃんの肩を押して、その先を静止する。
しぶしぶ、と言うように唇を離したフェイトちゃんに苦笑しながらも、
テーブルに置きっぱなしにしてある問題集を手に取る。

ぱらぱらとめくると、まだ半分くらいが真っ白なままだった。


「……私まだ半分位あるよ~……」
そう言って、また寝転がって。問題集を机に置きなおしてため息をついた。



休み中の課題はもう終わっていたんだけれど、私たち2人は局の仕事で授業を
欠席しがちだったため、単位の代わりに山ほど別の課題が用意されていた訳で。

そんなに量もないし、毎日ちょっとづつやればいいかな~なんて考えていた矢先に
真面目な彼女に「早く終わらせたほうが楽だよ?」と言われてしまった。

……まだ一ヶ月近くも休みがあるのに真面目だなぁなんて思いながらも。うん、
確かにそうかもと納得して、彼女の家に課題を持ち寄って勉強会をすることになった。



――なので現在、この状況なのだけれど。


「う~……」とまた今日何度目になるかわからないうなり声をあげる。
朝から課題漬けで、さすがに頭がもうパンクしそうになっていた。
数学、科学、国語……であとは残りの英語だけ。

――……ゴールはもう見えているけれど、果てしなく遠い気がしてならない。



「もう……仕方ないなぁ、なのはは」
笑いながらもその声はとても優しくて。頭を撫でるフェイトちゃんの
手の感触がとても気持ちよくて。ゆっくりと目を閉じる。
なんだか勉強疲れのせいもあってか、すぐに眠ってしまいそうだった。


「なのは。寝ちゃ駄目だよ?」
そう言って、笑いながら再度頭を撫でられる。

うう……だから、それをされると余計に眠くなっちゃうんだってば。
――……フェイトちゃん、わかってないなぁ……


なんて責任転嫁して、そのままフェイトちゃんの膝に頬を寄せた。
瞬間、びくりと震える彼女の膝はとても温かくて柔らかくて。
――……ん~……もう駄目だ~……もう寝る~……


「にゅふ~……お休み~。フェイトちゃん~……」
そう言って眠りの淵に落ちていこうとした……のだけれど。


「なのは。今日中に終わらないと、明日からの旅行中も……勉強漬けだよ?」
のセリフで、一気に目が覚めた。


……そうだった、もう明日からだった!!



――……皆が揃った初めての夏休み。
海に行く、と聞いた瞬間に大喜びするはやてちゃんの隣で、なぜか不機嫌というか
複雑そうだったフェイトちゃんを「行こう?皆で行くと楽しいよ~!」と説得して。

……やっと取り付けたアリサちゃんの別荘ツアー2泊3日の旅。

新しい水着も買ったし(なぜかはやてちゃんに奨められたものはフェイトちゃんが全部
却下してたけど……)荷物の用意もしたし、今から本当に楽しみでしかたなくて。
中学生にもなってちょっと恥ずかしいけど、早く明日にならないかな~なんて思ってる。

――……だから。




「……頑張り、ます」

気だるい身体に気合を入れて飛び上がるようにして起きると、
なのははいい子だね、なんて微笑まれてゆっくりと頬を撫でられた。
む……フェイトちゃんになんだか子供扱いされてる気がするんだけど……。
でも――……そんなに悪い気分じゃないから、いいかな、なんて。

よっし!!明日の為に課題!頑張るぞ~!と気合を入れたところで、


「私はもう終わったから、分らない所あったら聞いてね」

――……なんてのほほんとした彼女の声。


「……うん。……って……え!!フェイトちゃんもう終わったの!!」

驚いて問題集を見せてもらうと、本当に終わっていた。
会話中にもしっかりやっていたみたい。……さっすがフェイトちゃん……!


「見せ…「駄目からね」」

どうやら考えが読まれていたみたいで、すぐに言葉が遮られた。


「う~……フェイトちゃんの意地悪~~~~!!」
そう叫ぶと、隣からは「ちゃんとやらないとなのはの為にならないよ?」と抗議の声。
……む、こんなところまで真面目とは……さすがフェイトちゃん……。



「はぁ~~~~……」
盛大にため息をついて、机に突っ伏すと、隣からはまた苦笑が聞こえてくる。
ややあってゆっくりと温かい手に頭を何度か撫でられる。

「……なのは、おいで」

その声に顔を上げると、膝をぽんぽんと叩いて、おいでおいでをする彼女の姿。
その顔は真っ赤に染まっていて、気恥ずかしいのか少しだけ俯いていた。
泳いでいた目線がこちらを向いて目と目が合う。赤い顔もそのままにはにかまれた。


「どうしたの?フェイトちゃん」

そう言って膝立ちで傍へ行くと、やんわりと両腕に包まれて膝の上で抱えられた。


「ふぇ……フェイトちゃん???」

あまりのことに、思わず声が裏返る。
恥ずかしさのあまり逃げ出そうとすると、さらに力を入れて抱きしめられた。


「答えを写すのは駄目だけど……一緒に問題……解くのなら…いいかな、って」

そう言って、床に転がっていたペンを拾い上げ、私の手に握らせた。
解いてない問題に指を這わせ、緩やかな声が順にその意を説明していく。


「う……あぅ……」

全身の熱が顔に集まってくる。とにかく身体が――……熱い。
見上げると、同じように真っ赤に染まった彼女の横顔が映り込む。


「ここは……進行形だからing系にして……それで…これを……」

そう言って自分のペンを走らせ、綺麗な字で注意書きをしながら説明を続けていく。

「それで、ここにこれを当てはめると……こうなるでしょ?だから」

私も意識をそちらに集中しようとしたのだけれど……耳から入り込む彼女の
声の柔らかさと、抱きしめられた身体の温かさに、もうそれどころじゃ、なくて。



「フェイトちゃん……やっぱりだめっ……」

心臓が、飛び出しそうに早い鼓動を打つ。
顔へ集まった熱が、全身に緩やかに巡りだした。

「……なのは?」

フェイトちゃんの瞳がこちらに向けられたのがわかったけれど。
……私は何も答えられなくて。ぎゅっと堅く目を瞑っていると、
暫くの間があって、そのままゆっくりと項に柔らかなものが触れた。

次の瞬間に、全身にビリビリとした甘い痺れが広がっていく――……


「んぁ……っ!ふぇいとちゃ…っ」

ぬるりとした感触に、背中がゾクゾクとして。
思わず振り返るとそこにあるのは、いつもより光を湛えて揺れる……深紅の瞳。


「なのは……可愛いすぎ」

顔を更に真っ赤に染めて、微笑まれて。またゆっくりと往復する柔らかな彼女の唇。
そのままゆっくりとシャツの下からいつもより熱い彼女の手が滑り込んできて。
やんわりとお腹をなでられる感触に、思考がどんどんと蕩かされていく……

「フェイトちゃん……だめだよ、まだ私課題残っ……んぁ……っ」


言いかけた唇を塞がれて、何度も啄ばまれるようなキスをされた後。
おでこ、鼻筋、ほほ、おとがいと彼女のキスが降ってきた。

柔らかい唇の感触が気持ちよくて、ただ、自分ではもうどうすることも出来なくて。
思わず彼女にぎゅっとしがみつくと。

抱きしめられていた腕の力が、少しだけ増した気が、した。


「……ごめんね、なのは。嫌なら……言って?すぐに止めるから」

そう言って、やんわりと抱き上げられて――……



次の瞬間に感じたのは、むき出しの二の腕に触れる柔らかなシーツの感触。
目にしみるような真っ白な天井。そして視界の端に移り込む、風に揺れるカーテン。
そこから時々覗く、青い空と大きな入道雲。そして眩しい位の太陽の光。


先ほどまで賑やかな音を立てていたセミの声が――……急に止んだ気がした。



「フェイト、ちゃん」

そう言ってフェイトちゃんの顔を見上げると、困ったような
申し訳なさそうな、そんな表情をしていて。

「ん……」

唇を寄せられたまま、ゆっくりと肩を撫でられる。
いきなりのことにびくりと身体が跳ね上がって。それのタイミングに
合わせたように、フェイトちゃんの舌が入り込んでくるのを感じた。

それと同時に私に残っていた理性の糸が、


――……ぶつんと、切れた。


***

靄がかってはっきりしない頭で、縋るようにフェイトちゃんを抱きしめる。
聞こえるのは熱を帯びたフェイトちゃんの声と、熱に浮かされた自分の擦れた声。


漏れ出すその声がただ恥ずかしくて。その声を我慢しようと、自分の手で口を塞ぐ。
そうしていると、それに気づいた彼女が寂しそうに笑って、その手に唇が寄せられた。

「なのは……我慢、しないで」

そう言って啄ばむように何度も何度も唇を寄せられて。


「私は、なのはに手で押さえ込んでまで我慢させるような嫌なこと……してる?」

そう言って切なそうに熱い手で頬をゆっくりとなで上げられた。

違う、そうじゃないの。……そう言いたくても声は中々言葉になってくれなくて。
ぶんぶんと勢いよく顔を左右に振って、そうじゃないことを示す。


「じゃあ……ぎゅって、抱きしめて?」

手を握られて。そのまま彼女の背中に手を回される。
同時に手が離れたことで口から漏れ出す、声。

せき止めるものが何も無くなったその声は止まらなくて。
そんなことよりもただ、身体が熱くてしかたなくて。


腕を回したその背中に爪を立てて、意識を奪われないように必死で抵抗して。

「なのは、大好き」


目を細めて私の顔を覗き込んで……微笑む彼女の目を見つめながら。
帯びた熱と一緒に、胸の中で溢れる幸せに飲み込まれて。


そのまま、意識を手放した――……

***

「……フェイトちゃん」
「……ごめんなさい」

タオルケットで身体を隠して彼女を睨む私と、その隣で額をべったりとくっつけて
土下座している彼女。むぅ……と唸ると、また隣から聞こえる、
ごめんなさいという申し訳なさそうな彼女の声。

「……まだ課題、終わってない」
「………どうぞ私のを写して下さい」

「……身体、だるい」
「明日、なのはの荷物も持つから」

うん、でも、まぁいいんだけどね。
明日になれば身体だって元に戻るし、課題を写させて貰えるのはむしろラッキーだ。



それはいいのだ。――……でも。


「……明日、水着着るんだけどな」

そういうとまた聞こえる彼女からの、ごめんなさい。
うう~……もう……フェイトちゃんのバカ。


「これ……水着じゃ隠れないよ~……」

そう言って肩を摩る。そこにはくっきりと真っ赤な花が咲いていた。
――……ちなみに、お腹とかにも、なんだけど……。

はぁ~~~……とため息をついてから、縮こまっているフェイトちゃんを
何気なく見つめる。ふとあるものを見つけてしまい、次の瞬間には
先ほどまで熱かった顔の熱が一気に引くのを感じた。


「……なのは……??」
「ご、ごめん……フェイトちゃん……」

急に黙り込んで真っ青になった私を見て、不思議そうに首をかしげる
フェイトちゃんに、何も言わずに両手を合わせて、ひたすらに謝る。

「なのは……どうしたの?」
「……せなか……」


ただそれだけ言って、フェイトちゃんの背中を撫でると、今まで首をかしげて
きょとん、としていた彼女の顔がぼん!っと音をたてて真っ赤に染まった。




「「ど……どうしよう……」」


その後2人で頭を抱えて、悩みこんでしまったのは最早言うまでもない――……。



END
----------------------------

バカップルめ~~~~~~!!(絶叫)
はい。バカは汐薙自身ですね。一度逝ってきたいと思います orz

なんですか、この終わりかたは!!!
フェイトさん大暴走しすぎです。これはいけません!!多分!


……汐薙は脳内フェイトさんの育成に失敗したようです。
もはやこんなのしか思い浮かびません!!(号泣)

内容もないイチャベタに……(--;)
すみません……甘いのが書きたかったんです;

路線を少し…直さなければ……いけな……がく orz(死亡フラグ)

しかし二人は一体どう誤魔化すんでしょうね~。なにせよ、
翌日に間違いなくアリサの絶叫&突っ込みが木霊することでしょう(笑



それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!!
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プロフィール

汐薙

Author:汐薙
初めまして、汐薙と申します。
魔法少女リリカルなのはで活動中。

主な取り扱いカップリングは
フェイト×なのは
はやて×なのは です。

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