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長パラばかりで糖分が足りてないので。

糖分投下~。……甘くなったかどうかはかなり微妙ですが……。
とりあえず甘さを、的なSS。

えっと……ちなみに…いちろく?位です



==========

笑いあって抱きしめて。

微笑みあってキスをしよう。


---【幸せなキスをしよう】-----

発車時刻ギリギリに乗り込んだモノレールはすぐに走り出した。
最終となるそれに乗り遅れなかったことに安堵し、ため息を一つ。

脇に抱えていた書類ケースを座席へと置き、自分も空いたスペースに座り込む。
少しだけよれてしまった執務官服の袖をまくり、着けていた時計を覗き見ると
時刻はもうすぐ11時になろうとしているところだった。

もう深夜とされる時間帯のせいか車内にはあまり人は居らず静まり返っている。
また、ため息を一つ。仰ぎ見るように眺めた窓の外は幾重もの光の帯が走り、
このモノレールのその速度を垣間見ることが出来た。

……それでも、遅い。

本来なら飛んで帰った方が早いのだけれど、長期任務の疲れが今頃になって
出だしたのか、身体がだるくそんな気分にもなれない為にこちらを選んだ。

……だけど、やはり飛んで帰った方がよかったかも知れない。

少しだけいらいらとする気持ちを押さえつけ、また時計を見る。
あれからまだ10分しか経っていなかった。降りる駅までは、あと3つ。


長いなぁ……。

もう何度目になるか分からないため息をまた、一つ。

早く会いたいな……。
ぼんやりと覗き込んだままの窓に、ふとあの笑顔が浮かび上がる。

「なのは」

その愛しい名前を呼んでみれば、じんわりと温かいものが胸に広がるのを感じた。
まだ2週間しか経っていないのに、もう長いこと会っていない様な錯覚さえ
覚えている自分が可笑しくて、自然と嘲笑めいた笑いがこみ上げてくる。


中学を卒業と同時に海鳴市からこちらへ越してきて。
局の宿舎の相部屋になのはと移り住んで、もう1年が経っていた。

それまではあまり困難な任務はなくいつも定時に帰れていた私も、
最近では仕事になれてきたと見なされたのか、段々と任務内容も変わってきて。

今回の新しく与えられた任務は、今までにないちょっと複雑なものだった。
そしてそれに連れ自然と出張期間も今までにないくらいに長いものになって。

……長いと言っても今回は2週間、という期間だったのだけれど。

だけど。

それまでなのはと離れてる時間があまりなかった為に、この2週間は本当に長かった。
今日までモニター越しに何度も話をしたし、メールもした。

でも、やはり淋しくて。

いくら自分から望んだ仕事とはいえ……これからもっとこんな時間が増えてしまうのか
そう思うと――……やはり、辛くて。

でも、

そんな気持ちを押し隠した通信先での彼女は、いつも同じように笑っていて。


なのはは淋しいって思ってくれないのかな、なんて思いが身体を巡って。
自分と同じようであって欲しい、そんな傲慢な願いにいつも情けなくなった。

***

視界の先に映りこむ私達の部屋の明かりは、まだ着いていた。
よかった……そう思いつつ時計を見ると、もう短針は12時を回っている。

こんな時間まで私を待って起きていてくれている、その嬉しい思いと、
明日も仕事あるのに無理するんだから、なんて心配な思いが交錯して。

「ただいま、なのは」

出来るだけ静かにドアを開いて声をかける。
……返事は……ない。

「……なのは?」

もう寝てしまったのだろうか?

その足ですぐに寝室へと向かったけれど、捜し求めたその姿は見当たらない。
不思議に思いながらも上着をハンガーへとかけ、首もとのタイを緩める。

そのことでちょっとだけ息苦しさも和らいだ気がした。
――……それでもなのはが居ないことの淋しさは埋まらなくて。

シャツのボタンを外しながらリビングのドアを開き、中を覗き込むと

「ここにいたんだね、なのは」

二人がけのソファーには……丸くなって横たわっている、なのは。
声をかけても反応はなく、近づくとその肩は緩やかに上下を繰り返していた。

「もう……。こんな所で寝てると風邪、引いちゃうよ?」

その姿に苦笑しながら、ゆっくりとその細い肩口へと指先で触れる。
……柔らかくて……温かい。

触れた先の感触をもっと確かめたくて、指先に変わり手のひらで触れる。
何度かやんわりと撫でると、くすぐったそうに身を捩ったなのはは
それでも起きることはなくまた緩やかな寝息を立てて。

「ただいま、なのは」

そのソファーの横にしゃがみこみ、光を反射して輝くその亜麻色の髪を梳く。
手のひらから零れたそれは、流れ落ちるその瞬間にとても甘い香りを放った。

私の大好きな、なのはの匂い。

鼻腔をくすぐるそれが、やっと帰って来れたんだ、ということを強く実感させる。
――……そのことがなんだかひどく、嬉しい。

私が大好きなその蒼は、今は瞼が塞がれ垣間見ることも出来なかった。
変わりに見れるのはいつもより少しだけ幼い印象をさせた、彼女の寝顔。

少しだけ紅潮したその頬を撫でると、ふとその手に擦り寄るようなしぐさをされて。
瞬間、心臓が痛いくらい早鐘を打ち始めたのを感じた。

「……なのは……」

屈みこんでその肩に手で触れ、やんわりとこちらへその身体を向かせる。
それでも……起きる気配はまだ、ない。

さらさらと肩口から流れ落ちてきた自分の髪を耳にかけ、さらに屈みこんで。
薄く開かれた緩やかな吐息を放つそこへ、ゆっくりと自分の唇を寄せていく。

――……唇から感じるその張りのある感触は、ひどく甘くて。
もう数え切れない位に触れているのに、まるで今が初めてのような高揚感さえ覚える。

「……っ、は…」

上唇と下唇を、自分のそれで啄ばむように挟み込んでそのまま少しだけ吸いたてると、
次第に彼女の寝息が変化するのを感じた。

緩やかなものから――……甘いものへ。

「フェイト……ちゃ、ん…?」

しばらくそうしていると、伏せられていたその瞼が薄く開かれた。

今の状況をよくわかっていないような蕩けたようなその瞳の先に
映りこんだ私の姿は、いつもよりゆらゆらと揺らめいていて。

「ん~……フェイトちゃんだぁ…」

その呟きと共に緩々と伸ばされたその両腕が、私の背中に回された。
シャツ越しに感じるその体温は、いつもよりとても熱い。

身体を寄せ合うようにぎゅうっと力を込められたその瞬間、
先ほどよりも深く唇が触れ合う。絡み合う体温と、視線と、吐息と。

――……その全てが、甘い。

何度も何度も角度を変えるようにその唇を隙間なく塞いで。
このまま離したく、ない。

そう思ったけれど、さすがに呼吸が苦しくなり唇を離して息を吐くと
それを追うようにすぐになのはの唇に塞がれた。

「……今日は積極的なんだね、なのは」
「ぅ……だって……」

離した唇をつなぐ糸を舐め取るように触れるだけのキスをして。
ゆっくりと顔を離すと、眼前には真っ赤な顔をしたなのは。

「……淋しかったんだもん……」

耳を凝らさなければ聞こえないほどに小さく紡がれた、その言葉。
ああ……なのはも、……私と同じ気持ちで居てくれてたんだ。

「ごめんね……私も、会いたかった」
「……うん」

腕の中にある体温が、凄く嬉しくて。

「「えへへ……」」

2人して見詰め合ったそのままに。自然と笑いが零れ落ちて。

「ねぇ、なのは。一緒にお風呂、入ろうか」
「ふぇ!?」

ななな……、ええ!?と、いきなり問いかけられたその言葉に
あたふたとしているなのはが可愛くて。そのまま抱き上げると
むぅ……と唸るような声が聞こえてきた。

「……駄目、かな?」

唇で前髪を退かし、温かいおでこに唇を寄せる。
そのままゆっくりと鼻筋を通って、真っ赤になった頬っぺたにも、キスを一つ。

「……駄目なんて……言ってないもん…」

その顔は私の胸元へ埋められ、その表情を読み取ることは出来ない。
けど、きっと真っ赤になってるに違いない。……だって、ほら。
髪の毛の隙間から覗いている耳だって、こんなに真っ赤だ。

いつまで経っても変わらないその初々しく可愛い反応に、思わず衝動的にぎゅっと
抱きしめると、胸元からフェイトちゃん苦しい~という抗議の声が上がった。

「ん……ごめんね、なのは」


なのはを抱っこしたまま浴室のドアを開けて。
ゆっくりと備え付けの椅子へとなのはを座らせるように降ろす。

パジャマのボタンに手をかけると、真っ赤な顔をしたなのはにそれを制された。

「フェイトちゃん、じ、自分で着替えられるからっ」

恥ずかしさのせいか、その目元にはうっすらと涙が浮かんでいた。
……ああ……なんか……うん。その表情はホント犯罪です、なのはさん。

「いいから、……ね?」
「…あ、ぅ……」

なのはの指先が、私のその手に触れたり、離れたりして。
暫くそれが繰り返され、やがて観念したようにゆっくりと私の背中へと回された。

「なんか今日のフェイトちゃん、いじわるだよ…」
「私はなのはに意地悪なんて……そんなこと、絶対にしないよ」

少しだけ震える手で、一つ、二つとそのボタンを外して。

右手を差し入れて、大きくパジャマをはだけさせるようにわき腹を撫で上げ
ながらそのパジャマを落とすと、ほんのりと上気し始めた肌が覗き出た。

「凄く綺麗だよ、なのは」
「……あうぅ…」

そのままショーツに手をかけると、その手がぎゅっとつかまれた。
真っ赤だった顔をさらに真っ赤にし、いやいやと何度も首を振るその姿。

……さすがに可愛そうかなって思い、今にも泣き出しそうななのはを
抱きしめると、ぎゅうっとしがみつくように抱き返されて。

落ち着かせるようにその頭を撫でていると、おずおずと腰が持ち上げられた。

「ん…いい子だね、なのはは」
「……フェイトちゃんのばかっ!」

「可愛いなのはが見れるなら……私、バカでもいいかな?」
「う~~~っ、ばかばかばか!フェイトちゃんの大ばかぁっ!」

ああ……真っ赤になっちゃってる……本当に可愛いなぁ。
……うん、でもそれ以上引っ張られると頬っぺたが伸びます、なのはさん。

……っていうかもう伸びきっちゃってる気が……;

「じゃあ行きましょうね、お姫様?」
「う~~~……」

浴槽は、真っ白な泡と爽やかなラズベリーの香りで溢れ返っていた。
昔一度使って以来、すっかりなのはのお気に入りとなったバブルバス。

なのはを抱っこしたまま浴槽へ身を沈めると、ゆっくりと柔らかな泡に包まれた。

「そういえば……バブルバスも久しぶり、かな」

くっつけあった肌から感じるなのはの温度は、お湯よりもあったかい。
なのはのお腹の前に手を回してぎゅうっとその身体を抱き寄せると
くすぐったそうに身が捩られて。

それが可愛くてその手をくすぐるように動かすと、こら、と嗜めるように笑われた。

「そういえば艦艇ってほとんどがシャワーだけなんだっけ?」
「うん、大体はそうなるかな」

擦り寄るように抱きしめた肩口へ顎を乗っけて、その言葉に頷く。
すると、その頭が温かい手のひらで何度か撫でられるのを感じた。

それが気持ちよくて目を瞑ると、くすくすと楽しそうなその笑い声。
とくん、とくんと伝わってくるなのはの鼓動はとても緩やかで耳に心地いい。

「……なのは、大好き」

自然と口から零れ落ちる、その言葉。
するといくらも間を置かず、私も大好きだよ、と答えが帰ってくる。


――……短い言葉。

でも、その中に詰まっている想いは、とっても大きい。

――……とても、暖かい。


「なのは、キス…していい?」

その白い首筋へ唇を寄せてそう聞くと、
もうしてるじゃないと笑われ、なのはから唇を寄せられた。

――……何度も何度も、重ね合わせて。
もっと深く唇を寄せようと動くと、浴槽にゆるやかな波紋が広がった。

しん…と静まりかえる浴室には、むせ返るような甘いラズベリーの香りと、
ぴちゃん、と水道から水滴が落ちる音と。熱を帯びた、お互いの吐息。

「大好きだよ、フェイトちゃん」


そして、大好きな君の甘い声だけだった。


END
----------------

なんかいちゃいちゃしてるのが書きたかったんです。
……が、見事失敗。……ゴフ orz

微妙に【はっぴーばぶるばすたいむ】ネタ含む。
……また無駄な繋がりを…… ∑(@□@)


あとですね、ここで書いていいものか謎なのですが……一応。

まだ先の話ですが、最近良いペースでやってますが2~4月中は更新亀になります。
だから今は書き貯め……になる……のかな?

1月は暇なんですが……その時期は地獄です(つ□T)波ありすぎです orz

「簡単には帰さないからね?」とかさ。
そんなん言われても嬉しくないよーーーーーーーーーー!!(絶叫)

最低でも週2位は更新出来ればなぁ、とは考えてますが……不明です。
バレンタインに企画やるとか言ってましたがちょっと微妙になってきました。

あ、でもサンクリは多分一般で行きます(ぉ)

き、企画もやれたらやりますよ~!ええ。多分。きっと!
でも最近全体的にいちはち化してきたからいいかなぁ……(マテ)
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