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なんてことだ…… orz


今日ははやてさんの誕生日とのことで。

おめでとう、はやてさん!!

よし!ここではやなのを!
……と言いたかったんですが、やはりのフェイなのです。

ごごごご、ごめんね、はやてさん;
でも祝いたい気持ちは、もりもりあるんですよ!!


ゴフ。(吐血)
えと、す、すみません;

それでは続きからSSです。
【幸せなキスをしよう】の続き途中まで書いたのが見つかったので、追加編集して投下。
……いや、【優しい煉獄】書いてたらフェイトさんに申し訳なくなったので orz

続きですが、もはや続きにあらず。単体でもがっつり読めると思います;
特に年齢指定はありませんが……場所が場所だけにどうなんでしょう、的、な…;




『いいことを教えてあげるわ。――手のひらにはね、心があるのよ?』
『――こころ?』

ふと、懐かしいやりとりを思い出した。

『そう、心。』

今はもう少しだけ霞んだ記憶の向こう。まだ幼かったあの日。

お母さんは嬉しそうに微笑みながら、そう話してくれて。
その言葉を聞きながら私は、仰向けにひらいた自分の手のひらを見つめていた。

――こんなところに、本当に心なんてあるのかな?

半信半疑に思いながら、確かめるようにじいっと見ても、
視界の先に移りこむのは、やっぱりいつものそれで。

そんな私の様子を見つめながら、お母さんはただ微笑んでいた。
訳がわからずに困ったように見あげると、お母さんは私の手を握ってくれた。


『         』


お母さんの言葉に思わず、なるほど、と頷く。
私に触れられたその手のひらは、ひどく優しかったことを覚えている。




【てのひらにくちづけを】



蛍光灯の光を反射した水面がきらきらと輝いている。
しん、と静まった浴室内には、むせ返るようなラズベリーの香りと
身体を包みこむ真っ白な泡。

久しぶりのバブルバスは、やっぱり何もかもがひどく甘くて。


「なのは?」

どうしたの?と耳元で聞こえたその声に、ゆるゆると首を振る。
ちょっとだけ身体をひねって後ろを向くと、うん?とその顔が傾けられた。

水気を含んでおでこにぴったりと張り付いてしまった前髪を指で退かし、
浴槽に入らないようにと結い上げられた金糸のような髪を、ゆっくりと梳く。

零れてしまった後れ毛をそっと耳にかけてあげると、
指先が耳を掠めた瞬間、フェイトちゃんがくすぐったそうに身を捩った。


「フェイトちゃん」
「うん?」

昨日までは、決められた時間に一人きりで入っていた浴槽。
寄りかかり背中を預けたその先には、無機質な感触があったけれど。

――今日は違った。

お腹に回された、私を包み込むようにして抱きしめてくれている細い腕。
背中越しに感じられる、とくん、とくんと一定のリズムを刻む鼓動。

――ああ、フェイトちゃんが帰ってきたんだ。

2週間という期間の、フェイトちゃんの出張。
カレンダーにすると、わずか2行。たった14日間。

――初めはそう思っていた。

心配そうに眉を顰めたフェイトちゃんを、笑顔で送り出して。
いつものように、なんら変わらずに過ごそうと、そう考えていた。

でも……いつもは2人で過ごしていた部屋は、一人では広すぎて。
しん、と静まり返った部屋は、思っていた以上に淋しかった。


「……フェイトちゃん」

思わずぎゅっと抱き締める。
そんな私にフェイトちゃんは何も言わず、ただ優しく頭を撫でてくれた。

「――ただいま。なのは」

微笑まれて。ぎゅ、と回された腕に少しだけ力が込められる。
――より強く触れ合う、肌と肌。

「ん……、」

緩やかに身体を覆いだした熱を意識しないように、
フェイトちゃんの背中に回した腕に力を少しだけ込める。


「もう、のぼせちゃいそう?」

心配そうに覗き込まれる。

こちらに向けられた瞳は色鮮やかで、立ち込める湯気のせいか
いつもよりゆらゆらと揺らめいている気がした。

上気して少しだけ桜色に染まったその頬を、手のひらで包み込む。

柔らかなその感触を確かめるように、少しだけ親指の腹を動かすと、
なんだかくすぐったそうに。でも嬉しそうに、その瞳が細められた。

「大丈夫だよ?」
「そっか」

頬を包み込んだ手のひらが、私よりも少しだけ大きい手のひらに包まれる。
繊細な指先。真っ白い綺麗な手。あったかくて、柔らかくて。
――触れた先から、温かさが伝わって。

すとん、と胸の奥に落ちた温度が、緩やかに身体に広がるのを感じた。


「…にゃはは」

なんだか恥ずかしくなって、でも嬉しくて。

「……なのは」
「――ん、」

近づけられる端正な顔に、ドキドキして。

いつもより早鐘を打つ心臓を押さえつけ、瞼を閉じる。
すると、閉じられた瞼にフェイトちゃんの親指が触れるのを感じた。

指の腹で形を確かめるように優しく撫でられ、そっと睫毛に触れられる。

「なのは、眼、開けて?」

トーンを落としたその声は、切な甘さを含んでいて。

耳元で囁かれる。掠める吐息は、浴室に蔓延している湯気よりも熱くて。
ぞくり、と背中から頭の先にかけて痺れが走った。

ゆっくりと瞼を開くと、眼前に深い紅が映り込む。
その真摯な瞳に映りこむ私は、自分でもわかるくらいに、情欲が垣間見えて。

「……っ」

思わず眼を背けると、顎に指先を這わされまっすぐフェイトちゃんと向き合わされた。
どうして逃げるの? と言わんばかりの含み笑い。うう……絶対にわかってるんだ。

「……可愛いよ、なのは」
「――っ、…ぅ、んぁ」

触れ合う唇と唇。何度か角度を変える様にして啄ばまれて。
舌先で唇をそっと撫でられる。それに答えるように少しだけ薄く開くと
ぬるり、とフェイトちゃんの舌先が入ってくるのを感じた。

びり、と先ほどまでの比ではない甘い痺れ。
それを我慢するようにぎゅっと眼を硬く閉じて身を引くと、
まるで、逃がさない、と言うように抱き寄せられた腕の力が増した。

「ふぇ、と、ちゃ……くる、し…」

酸素を求めて唇を離すと、追うようにまた唇を寄せられて。
頭が朦朧としてくるのを感じた。

くらくらと意識が霞んで、もうフェイトちゃんのことしか考えられなくて。
縋るように抱き返すと、見詰め合ったままの瞳が嬉しそうに細められた。

「――っ、は…、」
「んぅ、……む」

――浴槽に、緩やかに波紋が広がっていく。

あんなにも薫り高いラズベリーの匂いはもう感じられず、
ただフェイトちゃんの香りで胸の中が満たされて。

『なのは』

こんなにも激しい口付けの中なか、私の頬を撫でる手のひらはひどく優しくて。
全てが乱される刻のなか、その温度だけはいつもと同じで緩やかで。

『大好きだよ、なのは』


――何度も何度も、その温度に翻弄されるだけ。


「――は、…っ、は」
「ん、――はぁ、」

やっと離された唇。はぁ、と大きく息を吐く。
静まり返った浴室には、ぴちゃん、という水音と、苦しそうに繰り返される呼吸。
長い時間お湯に入っていた身体は少しだけふやけ、上気して桜色に染まっていた。

「なんだかまるで海の底にいるみたいだね」

天井に映りこんだ水の光を見つめながら、フェイトちゃんがぽつりと呟く。
ぴちゃん、と。また音を立てて落ちる水滴。

「うん」

私も同じように天井を見上げる。
四角く切り取られた狭い空間のはずなのに、そう感じられないのはどうしてだろう?

しばらく見上げていると、隣からおかしそうな笑い声が聞こえてきた。


「ふふふ……なのは、顔、真っ赤になってるよ?」
「ふぇ、フェイトちゃんだって!」

むう、と頬を膨らませる。
ごめん、ごめん、と頭を撫でてくれる手が優しくて。

「う~!そんなことでほだされないんだからね?」
「う……それはまいったな」

そんな掛け合いがおかしくて、二人でおでこをくっつけあったまま笑いあうと、
浴槽に溢れ返る泡がそれにあわせ、楽しそうに空中に浮かんだ。

光を反射して輝く、虹色の、シャボン玉。

捕まえようと手を伸ばすと、その手がやんわりと捕まれて。
そのままフェイトちゃんの背中に回された。

「なのは、こっちは?」

ちょっとだけ拗ねたその表情。思わず笑うと、更にむぅ、と口を尖らせる。
16という年齢にしては大人びた容姿なのに、小さな子供のようなその表情は、
なんだかひどくアンバランスで、こみ上げる笑いが更に深いものになったのを感じた。

「フェイトちゃんって意外とヤキモチやきさん?」
「――なのはの事、大好きだからね」

先ほどの表情はどこへいったのか、今度はひどく真剣な顔でそう告げられる。
なんだか急に恥ずかしくなって俯くと、その頬にフェイトちゃんの頬が摺り寄せられた。

「なのは、大好きだよ」

まるでおっきい子供みたいだなぁ、って。
上気した頬をゆっくりと撫でる。嬉しそうにフェイトちゃんが笑った。

「やっぱりなのはの手のひらは、温かいね」

空いたほうの手をきゅっと握り締められる。
何度か確かめるように手のひらを指先で撫でられると、ふと昔のことを思い出した。

「――手のひらにはね、心があるんだって」


それは、遠い昔にお母さんが教えてくれたこと。

「こころ?」

あの時の私のように、フェイトちゃんは首をかしげ、私の手のひらを見つめた。
そんな様子がおかしくて、ゆっくりと頭を撫でる。

「そう、心。

緊張したときは、それを逃がすように汗をかいて。
怒ったときは、壊れちゃいそうな心を守る様に、ぎゅっと握り締められて。
安心したときは、もっと求めるように開かれる。

 ――だから、心と手のひらは繋がっているんだって。」


お母さんに聞いたこと、それをなぞるように話す。
するとフェイトちゃんは納得したように何度も頷いていた。

「じゃあ、握手は――心と心を合わせるものなのかな?」

その言葉に、思い返される、あの時の光景。
今はもう瞼に焼き付けられた、空の青と、海の青と。

揺らいだ、紅。


「……なのは?」

幼い昔に向けられていた意識が、引き戻される。
ごめんね、と告げると、やんわりと手のひらが包み込まれて。

「……じゃあ、これは」

小さく呟かれた言葉。

「なのはの心に、キス、できてる?」


手のひらに寄せられる唇と、掠める吐息。


「私の心は――なのはの本当の心に、ちゃんと触れられてる?」

不安そうに顰められた眉。


「離れたその時でも。なのはの手のひらに、――」

上目にこちらを見つめる瞳は、なんだか切なさを含んでいて。
その感触を伝えるかのように、心を触れ合わせるかのように。

「残れてる?」

ぎゅっと握り締められる手のひら。


「うん」

それを握り返して。


「あの時から、」


友達になろう、そう言って差し出した手のひら。
それに答えてくれたフェイトちゃんの手のひらは、凄く優しかったのを覚えている。

ああ、この子はやっぱり凄く優しい子なんだ。
触れ合わせた手のひらに、そんな想いが溢れて。

分かり合えたことが嬉しくて。


「ずっとずっと、」

友達から、恋人という関係に変わった今でも。


「私の本当の心、向けられるのは――フェイトちゃんだけだから」



解けずに、離れずに。

フェイトちゃんの優しい心が、一生懸命に包み込んでくれる。
――それが、痛い位に伝わって、嬉しくて。幸せで。

「……よかった」


彼女から与えられる強さと同じ強さで
           ――その手のひらを、両手で包み込んだ。





END.
-----------------
う~ん…最後の方、何を言いたかったのかわからなくなってきまして orz

ただ一つ言える事は。

フェイトさんは真顔で恥ずかしいこと言えるタイプだと思う。
いや、それだけ真剣なんですよ。ええ。

任務中はなのはに悪い虫が付かないか心配で仕方ないフェイトさん。
なのは分不足が淋しさに拍車をかけ、なのは~なのは~と
うわ言の様に呟くフェイトさんが容易に想像できます(苦笑

どこかで手のひらには心があると見まして。
それでちょこっと書いてみたんですが……こうですか?あれ?違う気g(ry

この一件以来、長期任務中のフェイトさんがなのはさんとモニター越しに会話する際には
手のひらを合わせるという行為がプラスされたそうですよ。ええ。

この二人は、モニター越しにおやすみのちゅうをしてると信じて疑わないバカがここに。

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非公開コメント

もうだめだっ脳みそが出てきたっー!!!たすけって(笑www

なんですかこのラヴラヴ空間っはっwwwwww
頭がくらくらしてきたwww(寝てないからじゃないヨwww
なのはさんが可愛くて可愛くてwww口以外のところからピンクの汁が出てきよるっぅwwww


大事な時期なのに~家に帰ってきてすまった~・・・。あと1~2ヶ月はあたすすんですまう・・・。。。。
漏れ死んでしまう~~~。

あまりコメントが残せられず忘れられてしまうのかな~(;Д;)。。。。とかなりドキドキな小心者です・・・・。
また来たいけどいつになるやら(泣。。。

手のひら……

たなごころという言葉があります。漢字で書くと掌。心は手から伝わるといわれています。そして、手と手を合わせること、たなごころ。
とても大事な言葉で、現在の人が忘れつつある儚い言葉……
そんな手のひらを題材にした今回の作品、大変心打たれました。
名前を呼び合うことから始まった二人、手と手を合わせ、心と心を重ね合わせ、そして互いに触れ合わせた心、たなごころ……
なのはとフェイトにはこれからもずっと手と手を合わせ、心を合わせてともにいて欲しいものです。
今回の作品も感動しました。次の作品も楽しみです(^0^)
ではでは

手には心がある・・・なるほど確かになぁ、と読んでいて納得しました。そして汐薙さまの感性はすごいな、と。今回も心が温まるお話でございました。弟子にしてくだs(いきなり何を言ってる
そして心配性+なのは重症患者に激しく共感(笑)いつもティアとシャーリーに惚気たり愚痴ったりしていればいい!聞かせられる二人はブラックコーヒー常備だと思います。
次回も楽しみにしております。
では、はやてさんと一緒に歳をとった夏樹でした(笑)

6月4日ははやてのお誕生日だったのですね…!
汐薙さんのサイトを見て知りました!
おめでとうはやて(*^_^*)!!

SS読みましたvv
手のひらっていいですよねvv
読みながらにやにやしました!!
汐薙さんの描写はいつも素敵ですvv

これからも素敵なSSを描いていってくださいねv
ひっそりと応援していますv

>あかいひとさん

おおおおお!お久しぶりですっ!
コメントありがとうございますーーーー!

あがががが……だ、だだ大丈夫ですか!?すなないでーー(つ□T)
そんな忘れるわけないじゃないですかっ!何をおっしゃりますかっ!
安否を確認できてほっと胸をなでおろした次第でございますよっ

あまりご無理をなさらないで、休めるときはゆっくり休んでくださいね?



>うにゃ!! さん

ありがとうございますw
私も本で見た時には、なるほど、素敵な言葉だなーと感嘆しました。
深くまで読み込んで頂いて、嬉しいコメントを頂けて、凄く幸せです。
本当にありがとうございましたー!



>夏樹リョータさん

いえいえ、本で読んだものの受け売りが多く、全てが私のものではないんです;
昔の方はほんとうに綺麗な言葉を数多く残されていますよね。
凄いなぁ、と本当に思いました。手のひらの心。たなごころ。

フェイトさんは多分なのはさんの愚痴を言っても惚れになってますよね(笑
ティアナとシャーリーさんは航海中は糖分いらずで済みそうですwww

って、はやてさんと一緒に年を取った、ですと!?(食い付いた
ま、まさか6月4日がお誕生日だったのでしょうか?

おめでとうございますーーーー!(違ったらすみません



>大川マキナさん

そうなんです、はやてさんのお誕生日でしたw
ありがとうございますーーー!そう言って頂けると凄く嬉しいですw
いやいや、もう、恐れ多い限りです; ありがとうございます;

はい!頑張ります(><)ノ
WEB拍手
感想やリクエストなど頂けたら嬉しいですw  返信不要の方は頭に×をお願いします
プロフィール

汐薙

Author:汐薙
初めまして、汐薙と申します。
魔法少女リリカルなのはで活動中。

主な取り扱いカップリングは
フェイト×なのは
はやて×なのは です。

リンクフリーですので、貼るも剥がすもご自由にどうぞw
一報を頂けると管理人が喜びますw

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